リバーサイド・レコード
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リバーサイド・レコード(Riverside Records)は1952年にオリン・キープニューズとビル・グラウアーによってニューヨーク市に設立されたジャズ・レコード・レーベル。キープニューズは同レーベルの殆どのアルバムにプロデューサーとして関わっていた。グラウアーは財政面を管理していた。
名称はレコード・チェンジャー誌(Record Changer)の電話番号の前につくゾーン表示から由来する。
実質的な活動期間は約10年間で、現在はコンコード・ミュージック・グループの傘下、ファンタジー・レコードが形成しているオリジナル・ジャズ・クラシックス(OJC)に属している。同系列にプレスティッジ・レコード等がある。
日本での販売元はビクターエンタテインメント。
[編集] 沿革
- 1952年 ビル・グラウアーとオリン・キープニューズによってクラシック・ジャズ(古典ジャズ)の復刻専門レーベルとしてニューヨーク市に創設。
- 1953年 ランディ・ウィルソンを初めとしてモダン・ジャズに着手する。
- 1955年 ジャズ・ピアニストセロニアス・モンクと契約したのを機に本格的なレコード制作活動を始める。
- 1960年 子会社ジャズランド・レコードを発足。
- 1963年 ビル・グラウアーの死去により、活動を停止。
- 1972年 ファンタジー・レコードに吸収される。
- 1983年 ファンタジーがオリジナル・ジャズ・クラシックスを発足した事によりこの系列下に入る。
- 2004年 親元のファンタジー・レコードがコンコード・レコードに買収され、リバーサイドはコンコード・ミュージック・グループの一部となる。