レツゴー三匹
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レツゴー三匹(レツゴーさんびき)は3人組(トリオ)の漫才師。松竹芸能所属。 関西を拠点に活動する。なお「レッツゴー」ではなく「レツゴー」が正式表記(外部リンク参照)。
構成員は以下の3名。
- レツゴー正児(1940年8月11日生まれ、香川県出身 本名:直井正三)
- レツゴーじゅん(1945年7月2日生まれ、大阪府出身 本名:渡辺美二)
- レツゴー長作(1943年9月29日生まれ、岡山県出身 本名:永原誠)
正児は実兄のルーキー新一が主宰していた軽演劇一座「ルーキー劇団」のメンバーだったが、同じメンバーだったじゅん他一名と共に脱退してトリオ漫才・レツゴー三匹を結成。まもなくコミックバンド・あひる艦隊にいた長作が加入し現在のメンバーとなる。長作のツテでタイヘイトリオのリーダー・タイヘイ洋路に師事。タイヘイ一門で漫才の修行を始める。なお、正児は以前「横山たかし」の名で横山やすしと漫才コンビを組んでいたことがある。
1969年に正式に漫才ユニットとして千日劇場で活動を開始。しかし間もなく千日劇場が閉鎖され、和光プロダクションを経て松竹芸能に移籍。道頓堀角座を中心に活躍し、脚光を浴びる。
1970年、この年からスタートしたNHK上方漫才コンテストの優秀敢闘賞を獲得し人気を高め、上方漫才大賞では1971年に新人賞、2年後の1973年には早くも大賞を獲得。1979年には上方お笑い大賞・金賞(大賞に次ぐクラス)を受賞した。
近年はユニットと並行する形でソロ活動にも力を入れており、それぞれレツゴー正児、逢坂じゅん、レツゴー長作(歌手活動の時は人長作)として活動している。特に長作は上方演芸会出演時には三味線漫談を披露している。
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[編集] ギャグ
「じゅんで~~す!」「長作で~~す!」「三波春夫でございます」と、じゅんと長作が順に名乗り、最後に正児が三波春夫の物真似で仰々しく自己紹介した所を、じゅんと長作の両方から頬をドツかれ、その結果正児のメガネがズレる、というツカミのネタが有名。 ネタは、正児の振りに長作はうまく対応出来るが、じゅんはうまく出来ずに正児にドツかれる、という内容が多い。
この他、じゅんのハゲネタ(禿げ上がったじゅんの額をからかうネタ)やじゅんのギャグ「コーレーカーラハー」(外国人による片言日本語のパロディー)などがある。先述のツカミはリーダーである正児が受け持つが、本来はじゅんがボケ役で、正児がこれをツッコミながら進行する事が多い。長作は専らネタ振り役である。ネタの内容により正児とじゅんが交互にボケる事もあるが、いずれも長作が突っ込んで収拾する。このため、レツゴー三匹の舞台は三人揃わないと成立しない。
なお、先述のツカミが有名である為、じゅんと長作の名前は思い出せても、正児の名前が思い出せない(「三波春夫」と言ってしまう)、といった事が少なくない。
[編集] 主な出演作(俳優)
[編集] テレビドラマ
[編集] 外部リンク
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