レフ・カチンスキ
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ポーランド4代大統領
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任期: | 2005年12月23日 – |
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出生日: | 1949年6月18日 |
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政党: | 法と正義党 |
レフ・カチンスキ(Lech Kaczyński, 1949年6月18日 -)は、ポーランドの政治家、大統領。兄のヤロスワフと共に、双子の政治家として知られる。
- 1971年-1997年:グダニスク大学の科学職員
- 1977年:労働者保護委員会(「連帯」の前身)において政界入り
- 1980年:「連帯」第1回会議代表
- 1980年8月:グダニスクでのストライキに参加し、スト委員会の法律顧問となる。
- 1983年-1984年:「連帯」の委員会の1つを率い、後にグダニスク労働組合議長となる。
- 1988年:「連帯」全ポーランド委員会書記
- 1989年:「連帯」全ポーランド委員会幹部会議員。上院議員に選出。
- 1990年:「連帯」全ポーランド委員会第1副議長
- 1991年:下院議員に選出。大統領官房国家安全保障局長となる。
- 1992年-1995年:中央聴講委員会議長、最高監督院議長
- 1990年代:「中道勢力の合意」連合の党首の1人
- 2000年-2001年:イェジー・ブゼク政権下で法務相
- 2001年春:兄のヤロスワフと共に、「法と正義」(PiS)党を創設し、同年、議会選挙で投票数の9.5%を獲得した。
- 2001年:同党総裁に選出
- 2002年:ワルシャワ市長
- 2003年:PiS総裁職を兄のヤロスワフと交代
2005年3月、レフ・カチンスキは、大統領選挙への出馬を表明した。同年9月、議会選挙において、PiSは、投票数の27%を獲得し、第一党となった。同年10月、大統領選挙の決選投票において、投票数の54.04%を獲得して大統領に選出。同年12月23日、大統領に就任。
[編集] パーソナル
ワルシャワ出身。兄のヤロスワフより45分若い。父のライムンドは軍の将校で、第二次世界大戦に従軍した。母のヤドヴィガは1944年のワルシャワ蜂起の参加者。妻マリヤとはグダニスク時代に知り合い、1女を儲けた。
ワルシャワ大学とグダニスク大学の法学部を卒業。法学博士。カトリック教徒。
趣味は、歴史と哲学。学生時代、兄のヤロスワフと一緒に、映画「月を飾る双子について」(1962年)に出演。身長が低い(168cm)ため、政敵は「ミッキーマウス」という仇名を付けている。ドイツの雑誌で顔にジャガイモを合成されて問題になった事件があった。
[編集] ゲーム
カチンスキ兄弟の写真をみて「兄か弟か」を当てるゲームがある(詳細はヤロスワフ・カチンスキを参照)。
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