レンズフレア
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レンズフレア (Lens flare) は、カメラによって写真・映像を撮影する際に、極めて明るい光源がレンズに向けて当てられている時に生じる、光の像である。ハレーション(Halation)とも呼ぶ。実写の映像で起きる現象をハレーションと呼び、合成によって作られる効果をレンズフレアと呼ぶ傾向があるが、ほぼ同義語である。
映画や写真などの撮影では、一般的にハレーションは撮影者のミスであり、この現象を嫌う。基本的にハレーションが発生しないようにハレ切りと呼ばれる作業を行う。本格的なカメラには必ず付けられるレンズフードなども、ハレーションを避けるためのものである。
その一方で、レンズフレア(ハレーション)は一種の効果としても好んで用いられる。映画・テレビドラマ・アニメ・テレビゲームなどにおいてよく利用される。レンズフレアのエフェクトを作る機能は多くのデジタル合成ソフトやCGソフトに搭載されている。レンズフレアの色・形は撮影に使用されるレンズによって異なり、それを再現するプラグインも存在する。