ロイヤルチャージャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性別 | 牡 |
---|---|
毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1942年 |
死没 | 1961年11月 |
父 | ネアルコ |
母 | サンプリンセス |
生産 | Sir John Jarvis |
生国 | イギリス |
馬主 | Sir John Jarvis |
調教師 | 不明 |
競走成績 | 20戦6勝 |
獲得賞金 | 5,057ポンド |
ロイヤルチャージャー(Royal Charger、1942年 - 1961年11月)は、1940年代に活躍したイギリスの競走馬・種牡馬である。父は大種牡馬ネアルコで、ロイヤルチャージャーはその父系のを広げた1頭になった。
2~4歳にかけイギリスで走り2000ギニーで3着、4歳時にクイーンアンステークスに勝った後、1946年の終わりに現役を退き、5万2000ポンドでナショナルスタッドに売却され種牡馬入りした。この時期、シーチャージャー、シルドレ等、英愛のクラシック路線で活躍する産駒を多数輩出している。1953年には、先に叔父ナスルーラ(3/4兄弟)がアメリカで成功を収めていたこともあり、30万ドルという高額でアメリカ合衆国・レキシントンのGeorge D. Widener, Jrに購入されアメリカに渡った。輸出先でもロイヤルオービット、フランシスエス等を輩出し、ヨーロッパ時代と合わせ最終的に363頭中55頭以上のステークスウイナーを出す成功を残した。さらに、1958年には輸出前に残したターントゥがファーストランディングの活躍でジュヴェナイルサイアーとなり後継種牡馬にも恵まれている。ターントゥはヘイルトゥリーズンを出し、ヘイルトゥリーズンはヘイロー、ロベルトを出している。
ターントゥ以外には以下のような産駒がいる。
- Copenhagen, 4-time Leading sire in New Zealand
- Happy Laughter, U.K. Champion 3-year-old filly
- Idun, 1957 U.S. Champion 2-year-old filly and the 1958 U.S. Champion 3-year-old filly
- Mongo, the 1963 U.S. Champion Male Turf Horse
- Royal Duchy, Irish Champion 2-year-old filly
- Royal Native, the 1959 U.S. Champion 3-year-old filly, 1960 U.S. Champion Handicap Mare
- Royal Orbit, won the 1959 Preakness Stakes
- Royal Palm, U.K. Champion sprinter
- Royal Serenade, two-time U.K. Champion sprinter
- Sea Charger, Irish Champion 3-year-old colt
- Sheila's Cabin, Irish Champion 2-year-old filly
加えてロイヤルチャージャーは母の父としても優秀で、70頭以上のステークスウイナーを輩出した。ロイヤルチャージャーを母の父に持つ馬はCrowned Prince(the 1971 Champion 2-Year-Old Colt in England)、Tudor Queen(the 1969 U.S. Champion Two Year Old Filly)、Majestic Prince(U.S. Hall of Famer)等がいる。1961年11月に死亡したロイヤルチャージャーは、レキシントンのオールドケニーファームに埋められた。
[編集] 外部リンク
- Royal Charger's pedigree and racing stats
- Dáil Éireann - Volume 136 - 10 February, 1953, Committee on Finance - Adjournment Debate - Purchase of Racehorse
カテゴリ: 1942年生 (競走馬) | サラブレッド | イギリス生産の競走馬 | イギリス調教の競走馬 | 1961年没