ローカパーラ
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ローカパーラ(Lokapala)は、インド神話・ヒンドゥー教の神である。
「世界を守るもの」の意で、護世神の総称である。八方位にそれぞれ一柱のローカパーラがいるとされる。仏教に取り入れられ帝釈天と漢訳されたインドラ、毘沙門天と漢訳されたクベーラなどはローカパーラの一柱である。
ローカパーラは仏教における護世八方天、十二天の原型とされている。ただしヴェーダ文献の成立年代によってその内容は多様に変化するため必ずしも仏教の八方天・十二天と一致しない場合がある。
以上のようにマハーバータラのローカパーラになると仏教の八方天とほぼ一致する。またスーリヤ・ソーマは日月として十二天にも取り入れられたと解釈されている。