ヴァルナ
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ヴァルナ、バルナ
- インド神話における神の名前。下記に詳説。
- ブルガリアの都市。ヴァルナ (ブルガリア)参照。
- イタリアのコムーネ Varna。ヴァルナ (イタリア)参照。
- (1.にちなんだ名)カイパーベルト天体。ヴァルナ (小惑星)
ヴァルナ(サンスクリット:वरुण, Varuṇa)は、インド神話における天空神・司法神・水神。すでにミタンニ・ヒッタイト条約文にその名があげられ、ヴェーダでは、雷神インドラ、火神アグニとともに、重要な位置に置かれた。
過去久遠の太古では、宇宙の秩序と人類の倫理を支配する神とされた。『リグ・ヴェーダ』では友愛と契約の神ミトラと密接に結びつき、ミトラとともに太古のアスラ族、アーディティヤ神群を代表した。しかし死者を裁くヤマ神に司法神としての地位を奪われるにつれ、水との関係から、やがては水の神、海上の神という位置になった。
仏教に取り入れられた以後は、西方を守護する水天となった。 東京地下鉄半蔵門線水天宮前駅の水天とはヴァルナを指す。 水天宮の項目を参照のこと。
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