上信電鉄150形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上信電鉄150形電車(150がたでんしゃ)は、上信電鉄を走る通勤型電車。1980年代より活躍していた100形の置き換えとして1994年から1996年にかけて西武鉄道から中古車として購入した。
目次 |
[編集] 概説
種車は401系、701系、801系の3形式に分かれるが、性能上は同一で上信電鉄に譲渡された際に同一形式にまとめられている。
前面形状は編成ごとに異なっており、第1編成は国鉄101系電車に影響された切妻3枚連続窓で、行先表示機が正面上部左側にあるが、第2・第3編成は前面2枚窓で正面の上部に行先表示装置がある。ちなみに行き先表示の文字(2004年10月16日のダイヤ改正以降、通常運行の場合)は、第1編成は「高崎-下仁田」「高崎-上州富岡」、第2・第3編成は手書きで「高崎-下仁田」と「上州富岡」となっている。上州富岡発の時は「高崎」となっている。
モーターや台車は、同時期に製造された上信オリジナルの200形と機構的にはほとんど同じで、これが購入の決め手にもなっている。
[編集] 第1編成(クモハ151+クモハ152)
元西武鉄道クモハ408+クモハ407である。1991年3月に竣工した。導入時にもともと履いていた空気バネ台車のFS372を、701系の履いていたコイルバネ台車のFS342に履き替えているが、これは200形に合わせるため。
当初はコーラルレッド1色だったが、後にマンナンライフの広告車となり、現在はさらに派手さを増して活躍中。2006年8月下旬頃には、再塗装を施したものが再登場したが、濃い緑、黒などを使ったため、以前の青色の時に比べ、やや暗いイメージの車両になってしまった。さらに、その色具合から、通学に利用する学生などからは不評である。
[編集] クモハ153+クモハ154
元西武モハ802(クハ1802の運転台を移植)+モハ801(クハ1801の運転台を移植)を1994年に購入。同車も初期はコーラルレッドだったが現在は群馬サファリパークの広告車。車体にシマウマのような塗色が施されていることから「シマウマ号」とも言われる。
[編集] クモハ155+クモハ156
元西武モハ756(クハ1756の運転台を移植)+モハ755(クハ1755の運転台を移植)を1996年に西武鉄道から購入した。こちらも元401形同様、マンナンライフの広告車として走っている。
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 日本の電車 | 上信電鉄