不二家歌謡ベストテン
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不二家歌謡ベストテン (ふじやかよう - ) は、1966年12月4日から1987年9月にかけてニッポン放送で、日曜日の朝に放送されたラジオ番組である。冠スポンサーは不二家だった。
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[編集] 概要
放送は、時報のあと不二家のCMが1本流れ、その直後、パーソナリティが「不二家 歌謡ベストテン!!」と叫んでオープニングテーマ…へと続いていた。
チャートの集計方法は、
を加味したものだった。
リクエストには通常の官製はがきのほか、バーコードがまだ広まっていない時代であったので、キットカット(当時は不二家が発売元だった)やLOOKチョコレートの空箱を封書に同封する方法(歌手のサイン入り色紙がもらえるなど、官製はがきでの応募より懸賞の商品がやや豪華だった)もあった。
最初の週の第1位は、荒木一郎の「今夜は踊ろう」、番組開始後10年間の通算1位は、千昌夫の「星影のワルツ」、最長1位保持曲は、子門真人の「およげ!たいやきくん」だった。
[編集] 出演者
[編集] パーソナリティ
- 1966年12月~1982年4月 - ロイ・ジェームス
- 体調不良を理由に一時休養として降板するも、同年末に死去
- 代理役:くり万太郎(声の不調で途中降板したロイのピンチヒッターとして一週だけ登場)
- 1982年5月~1983年3月 - 今仁哲夫
- ここまでは構成はロイ時代のまま)
- 1983年4月~1985年3月 - 3代:はたえ金次郎
- この時からテーマソングが変更になりリニューアル。当初のテーマソングは「メイム」
- 1985年4月~1987年9月 - 古舘伊知郎
- 「古舘伊知郎の芸能バスターズ」というコーナーでは芸能界のちょっとした裏ネタを紹介していた
- ジャドーズ(1987年9月にニッポン放送としての「不二家歌謡ベストテン」は終了し、「サンデーヒットパラダイス」がスタートしたが、大阪・朝日放送ラジオなど一部の局では「不二家歌謡ベストテン」として「サンデー~」のDJ・ジャドーズを起用して数年放送された。したがってニッポン放送製作番組としての「歌謡ベストテン」の歴代DJには厳密には含まれない。)
[編集] アシスタント
ほか
[編集] ネット局と放送時間
[編集] 長期1位獲得曲
13週1位
- およげ!たいやきくん(子門真人)
12週1位
11週1位
10週1位
9週1位
8週1位
- 真っ赤な太陽(美空ひばり)
- 星影のワルツ(千昌夫)
- 圭子の夢は夜ひらく(藤圭子)
- 喝采(ちあきなおみ)
- 学生街の喫茶店(ガロ)
- シクラメンのかほり(布施明)
- UFO(ピンク・レディー)
- サウスポー(ピンク・レディー)
- モンスター(ピンク・レディー)
- 異邦人(久保田早紀)
[編集] その他
- 不二家が一社提供の為、ライバルの菓子メーカーのCMソングはほとんどランクインされなかった。代表的な例としては江崎グリコのCMに起用された松崎しげるの「愛のメモリー」など。
- 11~20位の発表のあとの上昇曲、話題曲のコーナーはニッポン放送のみだった。
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