中国石油天然気
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中国石油天然気股份有限公司(ちゅうごくせきゆてんねんき)は中華人民共和国の石油会社(Petro China)。略称は中国石油で同名の台湾の石油公社 (Chinese Petroleum Corporation) のことを中華人民共和国では台湾中油などと呼ぶ。
中国石油は、中華人民共和国北京市に本社がある石油会社である。同社事業の中核を担う大慶油田(黒竜江省)を中心に原油の生産を行うほか、新疆ウイグル自治区や四川省で油田、天然ガスの探査・開発を実施。また、グループ全体で石油精製、流通、石油化学製品の製造販売を手がける。
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[編集] 歴史
1999年に、中国石油天然気集団公司の採算性の高い現業部門を民営化したことにより創業。体制上は中国石油天然気集団公司の子会社の一つであるが、グループの太宗を占める。なお、非採算分野は中国石油天然気集団公司(国営企業)のまま現存する。2000年に香港証券取引所に、その後ニューヨーク証券取引所(ティッカーシンボル:PTR)にも上場。
[編集] 体制
社外取締役に外国人を起用するほか、顧問にキッシンジャー元アメリカ合衆国国務長官を据えたことでも知られる。役員報酬は株価と連動しており、国営企業の面影は全くない。
[編集] 業務提携
国内で17,000軒規模のガソリンスタンド網を有しており、激しい競争に対抗するため、海外の石油流通企業と業務提携しノウハウの修得を進めている。2004年に山東省のスタンドでBPと、2006年には北京市のスタンドで新日本石油と共同出店を行っている。
[編集] 管理施設の事故
- 2003年12月23日、硫化水素を含む天然ガスの噴出事故が発生。従業員・地域住民243人(?)が死亡。また、周辺住民10万人が一時避難する騒ぎとなった。
- 2006年3月25日 重慶市のガス田でガス漏出事故が発生。付近の住民1万人以上が避難する騒ぎとなった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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