重慶市
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重庆市 重慶市 |
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略称: 渝 (ピン音: Yú) | |
政府所在地 | 渝中区 |
市委書記 | 汪洋 |
市長 | 王鴻拳 |
面積 | 82,300 km² (26位) |
人口 (2005年) - 人口密度 |
31,442,300 (20位) 379/km² (10位) |
域内総生産 (2005年) - 一人あたり |
3,069.10億元 (23位) 11068元 (20位) |
人間開発指数 (2005年) | 0.745 (中) (18位) |
主な民族 | 漢民族 - 91% トゥチャ族 - 5% ミャオ族 - 2% |
県級行政区 | 40 |
郷級行政区 | 1259 |
ISO 3166-2:CN | 50 |
市花 | 山茶花 |
市樹 | 黄桷樹 |
公式サイト http://www.chongqing.gov.cn/ |
重慶市(じゅうけいし、チョンチン、重庆市, ピン音: Chóngqìng Shì)は、中華人民共和国の直轄市。なお略称の「渝」は重慶市内にある嘉陵江の古称、渝水からきている。もともとは四川省に属していたが、1997年3月14日第八期全人代第五次会議で直轄市に昇格した。現在中華人民共和国に4つある直轄市の中で最大の面積である。
目次 |
[編集] 地理
長江上流に位置し、湖南省、湖北省、陝西省、四川省、貴州省と接す。
[編集] 歴史
古代の巴国の地である。巴国は紀元前316年に秦国に滅ぼされた。南北朝時代に宋が渝州と命名した。これを略した「渝」は現在も重慶の簡称として使われる。1189年(淳熙16年)南宋の光宗により重慶と命名された。
1891年長江沿岸の港湾として対外開放され、1929年重慶市政府が成立した。1938年日中戦争で南京が陥落すると蒋介石の中国国民党は首都機能を重慶に移転させた。日本軍は中国の臨時首都となった重慶に爆撃機を主体とする航空兵力による戦略爆撃を行った(重慶爆撃)。
[編集] 経済
中華人民共和国成立後、重慶は内陸部工業化の重点都市となり、多額の国家投資が投入され、一時は「工業は重慶に学べ」のスローガンすら出た。しかし、1980年代の改革開放後、上海など沿海部の都市が目覚しく発展したため、重慶は発展から取り残され、以前とは逆に経済的に立ち遅れた地域になっている。また大気汚染がひどく、多数の公害病患者が出ていることでも有名である。
1997年内陸部振興のため重慶直轄市が新設され、中国人民銀行重慶営業管理部が設置されるなど、再生の努力がなされている。
市内にはガス田が存在するが、2006年3月25日に大規模な天然ガス漏出事故が発生。付近の住民1万人以上が避難する騒ぎとなった。
[編集] 行政区画
重慶は中央直轄市として15市区、4県級市、17県、4自治県を管轄する。
- 県級市:
- 永川市
- 合川市
- 江津市
- 南川市
- 市区:
- 渝中区
- 江北区
- 南岸区
- 北碚区
- 万盛区
- 双橋区
- 渝北区
- 巴南区
- 万州区
- 涪陵区
- 大渡口区
- 沙坪壩区
- 九竜坡区
- 黔江区
- 長寿区
- 県及び自治県: 綦江県、 潼南県、 栄昌県、 璧山県、 大足県、 銅梁県、 梁平県、 城口県、 塾江県、 武隆県、 豊都県、 奉節県、 開県、 雲陽県、 忠県、 巫溪県、 巫山県、 石柱土家族自治県、 彭水土家族苗族自治県、 酉陽土家族苗族自治県、 秀山土家族苗族自治県
[編集] 軍事
成都軍区に属する快速反応部隊である第13集団軍司令部が市内に駐屯し、空軍の第33航空師団(戦闘機師団)が大足基地に所在する。
[編集] 教育
- 重慶大学
- 西南政法大学
- 西南大学
- 四川外国語学院
- 四川美術学院
- 重慶医科大学
- 重慶工学院
- 重慶三峡学院
- 重慶科技学院
- 重慶文理学院
- 重慶師範大学
- 重慶工商大学
- 重慶郵電大学
- 重慶交通大学
- 涪陵師範学院
- 中国人民解放軍第三軍医大学
- 中国人民解放軍重慶通信学院
[編集] 交通
[編集] 航空
- 重慶江北国際空港 (略号CKG)
- 重慶江北国際空港公式サイト
- 市内から高速道路で約40分
- 重慶万州五橋空港 (略号WXN)
- 重慶黔江舟白空港
[編集] 鉄道
- 重慶駅
- 成渝鉄路(成都方面)、渝黔鉄路(貴陽方面)の発着駅。
- 重慶北駅
- 華北、華東方面への列車が発着。
- 沙坪壩駅
- 補助駅
- モノレール(重慶軌道交通2号線)
- 較場口-新山村間の19.15kmが開通済み。
- 市内公共交通
- 市内と重慶江北国際空港を結ぶ路線(3号線)など6路線が建設予定。
- ロープウェイ
- 長江および嘉陵江を渡る路線がある。
[編集] 客船
[編集] 日本との接続
- 航空航路
- 2005年現在、下記航空会社が重慶と日本各地を結んでいる。
[編集] 市内交通
- バス、トロリーバス
- エレベーター
- 坂を歩いて登り下りしないで済むように有料エレベーターがある。
[編集] 日本との関係
愛国主義教育の重要基地とされ。抗日戦争関連施設として紅岩革命記念館などがある。
外務省は重慶市に総領事館を置き、広島市は1986年10月23日に重慶市と友好都市提携している。
2004年のサッカーアジアカップでは、重慶はトーナメントの競技場の場所のひとつとなったが、このとき中国人観衆がスタジアム内外で日本人サポーターに汚物を投げる、日章旗を燃やすなどの反日的な活動を公然と行い、日本側を唖然とさせた。
2005年6月18日に開通したモノレールは、一部の資金を円借款で賄い、一部の車両を日立製作所グループが製造している。
[編集] スポーツ
[編集] 主要観光地
- 長江三峡
- 大足石刻(1999年に世界遺産(文化遺産)に登録された)
- 朝天門
- 重慶南温泉、重慶北温泉
- 鵝嶺公園
- 青龍瀑布
- 豊都鬼城
- 白帝城 三峡ダム工事によって水没
- 四面山
- 人民大礼堂
- 重慶解放碑
- 中国三峡博物館
- 南浜路、北浜路
- 金仏山
- 金刀峡
[編集] 友好都市
- 重慶市江津市
- 都城市 (日本・1999.11)
[編集] その他
- 「重慶」の「重」は「かさなる」という意味であり、「おもい」ではないので、本来の漢音では「チョウ」と読むべきであるが、日本語では「おもい」を意味する「ジュウ」という誤読が通用している。
- 重慶火鍋が名物。
[編集] 外部サイト
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