中飛車
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中飛車(なかびしゃ)は将棋の戦法の振り飛車の一種である。 先手であっても、後手であっても飛車を5筋に振る。 振り飛車のなかでも攻めの要素が強い戦法である。名前の由来は、飛車が、真ん中に振るところからである。
昔は、振り飛車というと、中飛車、四間飛車、三間飛車、向かい飛車と左に行けばいくほど攻撃の要素が強くなっていくとされ、中飛車は守勢にまわる事が多かった。しかし、ゴキゲン中飛車の出現で、攻勢の中飛車が登場。プロ・アマ問わず、攻める戦法は守る戦法より、研究が進む傾向があるので、爆発的に研究が進んだ。
しかし、飛車を5八(後手は5二)に振るので、左金の活用が難しく、ほとんどの場合は囲いには利用されず、専ら左側を守ることが多い。すると、絶対的に囲いが固くならないので、敵を自陣に入れてはならない。そのため、自陣を効率よく守るバランスが必要であるとされる。
角行、桂馬などが利く戦法なので、破壊力が非常に大きい。よって相中飛車では、総力戦となる。
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