丸亀平井美術館
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丸亀平井美術館(まるがめひらいびじゅつかん)は、香川県丸亀市にある美術館。
現代スペインを代表する中堅・若手アーティストの90年代以降の作品を収集・常設展示する美術館で、香川から全世界に向けての情報発信と、日本とスペインの国際文化交流を目的に、1993年開館した。
展示施設も「スペイン現代美術」の作品としてとらえ、建築設計や作品選定、展示デザインに至るまで国際的評価の高いスペイン人を起用している。そのため、ガウディを想起させる曲線的な建物外観、展示フロア断面は王冠の形等々、日本では他に類を見ない極めて独創的な美術館になっている。
目次 |
[編集] 建築スタッフ
- 設計― アルフレード・アリーバス
- 展示デザイン― フランシスコ・パルテアローヨ
- 作品選定― ハビエール・アイグアベーリャ
[編集] 施設
- 展示室─ 1F、2F、3F、パビリオン
- カフェ・レストラン
[編集] 主な所蔵品
- スサーナ・ソラーノ「パラドックスはここにある」 (1990-91年)
- ペーリョ・イラス「スイート・ドリーム(アメリカ)」 (1991年)、「おもちゃ箱」 (1991年)
- フェラン・ガルシア・セビーリャ「オウム 10」 (1991年)
- ホセ・マヌエル・ブロート「セファラーV」 (1992年)
- フアン・ムニュス「カンヴァーセーション・ピース・マルガメ」 (1993年)
- ギリェルモ・ペレス・ビリャルタ「奉献」 (1992年)、「生誕」 (1993年)、「岸辺の壁」 (1993年)
- ミゲル・アンヘル・カンパーノ「パンの祭壇画」 (1989-90年)
- ミケル・バルセロ「縞」 (1992年)
- ハビエル・グラウ「無題」 (1992年)
- マリア・ゴメス「内なる空間」 (1992年)
- マリア・ゴメス「競技場シリーズ、4点の単刷版画」 (1992年)
- フランシスコ・レイロ「ボーイ」 (1991年)
- アルナウ・アレマニ「孤独の家I、II、IIIとIV」 (1992-93年),
- マノーロ・ケヒード「ナイアス(水の精)」 (1992年)
- フアン・ウスレ「ブギ・ウギ」 (1991年)
- ソレダー・セビーリャ「孤独、グラナダ」 (1993年)
- チョミン・バディオラ「4人のロシア人」 (1991年)
- ペレハウメ「ピナコテカ30」 (1990年)
- ホセ・マリア・シシーリア「無題」 (1991年)
- フェリシダー・モレーノ「無題」 (1992年)
- アントニオ・ロハス「無題」 (1991年)
- ぺぺ・エスパリウ「ルイーサ」 (1992年)
- ダリーオ・ウルサイ「地上の歓喜の園」 (1992年)
- アントニオ・ムラード「無題」 (1993年)
- リカルド・コタンダ「パートNo.XV」 (1992年)
- エウヘニオ・カーノ「無題」 (1992年)
- ホルヘ・ガリンド「太陽の中の光」 (1991年)
- ディス・ベルリン「不動の旅行者2」 (1991,修正1993年)
- ホアキン・リスエニョ「無題」 1992(年)
- アントニ・アバー「十のモビール」 (1991年)
[編集] 利用情報
- 所在地― 香川県丸亀市土器町東八丁目538番地
- 開館時間― 10:00~18:00
- 休館日― 年末年始
- 入場料― 無料