二瓶秀子
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二瓶 秀子(にへい ひでこ、1971年1月2日 - )は日本の陸上競技選手。女子100mの日本記録保持者(11秒36)。元200メートル走日本記録保持者。旧姓雉子波(きじなみ)。福島県出身。
高校時代は平凡な選手に過ぎなかったが福島大学進学後に頭角を現す。大学卒業後は小学校教員となり福島県内の小学校に赴任。教職の傍らで競技を続け、200mで日本新記録を樹立した。教職にありながら、特例制度を利用し福島大学大学院に進学。2001年の日本学生種目別選手権100mで11秒36の日本新記録を樹立した。11秒36はその年のエドモントンでの世界選手権参加標準記録を突破していたが、記録を出した時期が遅かったため代表選考から漏れた。また、ユニバーシアードは年齢制限に引っかかって出場できないなどの不運に見舞われた。夫は福島大学の後輩で学生時代は走り高跳び選手。吉田真希子らはいまだに「キジナミさん」と呼ぶ。大学院修了後、惜しまれつつ引退。「これからは運動会で子供たちと走ります」という名言を残して教職に復帰した。現在福島大学でコーチングを行うこともある。好きな食べ物はバーベキュー。特にナスが好物であるという。