井深八重
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井深八重(いぶか やえ、1897年10月23日 - 1989年5月15日)は日本の看護婦。台北生まれ。父は国会議員の井深彦三郎。同志社女学校(現在の同志社女子大学)専門学部英文科卒業。
長崎県高等女学校の英語教師となったが、1918年ハンセン病と診断されて神山復生病院に入院。間もなくしてそれは誤診だったと判明するが、彼女はハンセン病患者に献身的に看護する院長ドルワール・ド・レゼー神父の姿に感銘を受け、1923年病院初の看護婦となる。当時はハンセン病やその患者に対する激しい差別と偏見が存在した時代であったにも関わらず、極貧の状態だった神山復生病院の婦長として献身的な看護にあたり、生涯をハンセン病患者の救済に捧げた。その活動は国際的に高く評価され、1959年には教皇ヨハネ23世より聖十字勲章を、1961年には赤十字国際委員会よりナイチンゲール記章を受章。日本カトリック看護協会(JCNA)初代会長。1977年度朝日社会福祉賞受賞。
ソニーの創始者井深大とは遠縁にあたる。