今井善衛
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今井 善衛(いまい ぜんえい、1913年10月5日 - 1996年4月19日)は、日本の官僚。
昭和6年(1931年)、東京府立一中卒業、第一高等学校を経て、昭和12年(1937年)、東京帝国大学法学部政治学科卒業、商工省入省。特許庁長官を経て、通産事務次官に就任するも、当時、スポンサー無き経済統制法案・特振法で鳴らす同期・佐橋滋に半年足らずで次官の座を譲る。佐橋に対して、今井はいわば「自主調整派」とされた。現在では今井に先見の明があったとも評価されている。
城山三郎・「官僚たちの夏」にて風越(佐橋滋)と同期次官を争う玉木のモデル。生前、この作品に関する取材などは一切断っていたという。以後、日本石油化学社長・顧問。経団連会長であった今井敬は弟にあたる。
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