伊集院光のオールナイトニッポン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊集院光のオールナイトニッポン(いじゅういんひかる - )は、ニッポン放送制作の深夜放送、オールナイトニッポンで放送されていたラジオ番組。1988年10月から1990年3月28日までは水曜2部(毎週水曜日深夜27:00~29:00)、1990年4月6日から同年9月28日までは金曜2部(毎週金曜日深夜27:00~29:00)で放送されていた。
目次 |
[編集] 概要
本番組が始まる約一年前、同じニッポン放送の「激突!あごはずしショー」の公開オーディションで優勝した伊集院光が、レポーターとして出演した「山口良一のそれゆけ!土曜日行進曲」、笑い役として出ていた「寺内たけしのオールナイトニッポン」に続いてレギュラー出演していた番組。伊集院自身の初の単独レギュラー番組だった。当時は「オペラの怪人」を自称していた頃で、ジングルやフィラー音楽にクラシック、オペラなどの音楽を取り入れるなど当初は格調高い(?)番組を目指していたようだった。1988年10月から翌1989年3月までは直前の水曜1部が「大槻ケンヂのオールナイトニッポン」、ニッポン放送においては更にその前の番組が「上柳昌彦のぽっぷん王国」で、中でもその水曜日のコーナーに“一番おバカ”といわれた「ヘビメタ歌謡選手権」があったため「バカばっかりの水曜日隊」と言われていた(大槻の後任の水曜1部パーソナリティが藤井郁弥となっため、事実上“バカばっかり”の並びはこの時点で無くなった)。その「大槻ケンヂのオールナイトニッポン」とは1989年3月29日に1部・2部連動して「ボヨヨン・フェスタ'89in銀スタ」をニッポン放送銀河スタジオから4時間生放送している。
架空のアイドル・芳賀ゆいを生み出した番組として有名である。
[編集] 主なコーナー、企画
[編集] 水曜2部時代
- B・B(ビッグ・ビューティフル)クラブ
- おべんとつけてどこ行くの(おべどこ)のコーナー
- 「おべんとつけてどこ行くの」と女の子に言われた男の心というものを色々研究していたコーナー。芳賀ゆいを生み出すきっかけになったコーナーとも言われる。
- お誕生会のコーナー
- 色々な有名人の誕生会の様子を想像してみるコーナー。
- 姫っ!
- わがままな女や男の話を募集していた。コーナーテーマ曲は森川美穂の曲「姫様ズームイン」。
- 私は見た
- 自分が見たまるで信じられないような話を募集していたコーナー。「そんなの嘘だろ!」という意味ではがきを読み終わった後に、筋肉少女帯の曲『労働者M』(アルバム『サーカス団パノラマ島へ帰る』より)の一節が挿入されていた。
- オペラ紅白歌合戦
- 1988年、1989年の12月に2年連続で行われていた。
- i(アイ)計画
- 伊集院のビデオを作ろう、などの計画を進行させていたコーナー。
[編集] 金曜2部時代
- リスナー対抗オペラクイズ
- リスナー対抗芳賀ゆいクイズ
- オペラクイズの後企画、芳賀ゆいのその週の活動、雑誌の記事などの中から出題されていた。歌を歌った後に答えるという形式はオペラクイズと同じ。時々入る「がんばれがんばれ」「お願い、わざと間違えて」「バンザーイ」などの効果音、「ピンポーン」「ブー」の判定の音は全て芳賀ゆいの声で行われ、問題読み上げは伊集院自らが行っていた。
- スーパープロジェクト芳賀ゆい
- ディズニーランドコーナー
- ディズニーランドの他にもこんなランドがあったらいいだろう、という案を募集していたコーナー。
- 本当はこの世に無いもの
- この世にあり得ない、という事柄のネタを募集していた。コーナーテーマ曲は河合奈保子の曲「大きな森の小さなお家」。
- ファジィのコーナー
- 平成ロボコン
- ウィーン舞踏会ユーモア
- ウィーンの舞踏会に出席したような気分で、ユーモアな一言を考えてもらっていたコーナー。
- ホームドラマコーナー
- 新たなホームドラマの企画を募集。コーナーテーマ曲は水前寺清子の「ありがとうの歌」(イントロのみ)。
- 究極vs至高対決
- 『美味しんぼ』の山岡士郎、海原雄山、富井副部長らにアイドルネタなどをからめて新しい会話のシチュエーションを考えてもらっていたコーナー。
- 10年後からの手紙 - バック・トゥ・ザ・フューチャー体験
- FMW新認定!次のデスマッチはこれだ
オールナイトニッポン 水曜2部 | ||
前担当: 小峯隆生 |
伊集院光のオールナイトニッポン 水曜 27:00 - 29:00 伊集院光 |
次担当: 真璃子 |
オールナイトニッポン 金曜2部 | ||
前担当: ヒルビリーバップス |
伊集院光のオールナイトニッポン 金曜 27:00 - 29:00 伊集院光 |
次担当: TAKU (THE FUSE) |