全日本切手展
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全日本切手展(ぜんにほんきっててん)とは、毎年郵政記念日(4月20日)前後に逓信総合博物館で開催される郵趣コレクションの展覧会である。日本郵政公社の主催、財団法人日本郵趣協会、財団法人日本郵趣連合の後援で行われ、競争出品を全国から公募して展示し、国内審査が行われ金銀賞(75点)以上の作品には国際切手展への出品資格が与えられる。
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[編集] 切手展の歴史
1845年より旧郵政省と郵趣団体が協力した展覧会が各地で頻繁に開催されたが、これらは逓信事業啓発が中心となり、今日的な展覧会のイメージではなかった。
全国規模の競争切手展の第1号は、1950年に日本橋・三越で開催された「全日本切手コンクール」(朝日新聞社主催、郵政省後援)である。この展覧会は1回だけで終わり、1951年より「全日本切手展」(毎日新聞社主催、郵政省後援)へと継承された。
[編集] 切手展の審査
各部門ごとの審査基準は非公表とされ、審査は絶対評価ではなく相対評価に基づいて実施される。あらかじめ金賞、金銀賞など賞の数を決めておくため、同レベル作品でも年度により賞のランクが異なる場合が生じる。
[編集] その他の全国切手展
- スタンプショウ
- 1977年から毎年ゴールデンウィークに開催される世界切手まつり。切手の楽しみを広げることを目的に、世界各国からブース出店、各種イベントなどが行われる。財団法人日本郵趣協会主催。
- 全国ユース切手展
- 1973年から毎年8月頃に開催されるユース層向けの展覧会。
- 全国切手展
- 1966年から毎年11月頃に開催される日本最大の郵趣コレクションの展覧会。財団法人日本郵趣協会主催。