八仙
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- ※雅楽の曲目(高麗楽、高麗壱越調)は八仙 (雅楽)を参照。
八仙(はっせん)は道教の仙人のなかでも代表的な存在。もとは普通の人間であったものがそれぞれのきっかけで仙人となったという共通点を持つ。それゆえ中華社会のいかなる階層の人にも受け入れられ、信仰は厚い。 日本における七福神のようなもので、掛け軸や陶磁器に描かれるめでたい絵の題材になるなど様々な芸術のモチーフとなっている。
[編集] 構成
- 李鉄拐(りてっかい)
- 漢鍾離(かんしょうり)または鍾離権(しょうりけん)
- 呂洞賓(りょどうひん)
- 何仙姑(かせんこ)
- 張果老(ちょうかろう)
- 藍采和(らんさいわ)
- 韓湘子(かんしょうし)
- 曹国舅(そうこっきゅう)
以上の8名で構成されている。
[編集] 象徴
八仙はそれぞれが神通力を発揮する法器を所持しており、それらは暗八仙と呼ばれて八仙を象徴するものとして図案化されている。