八幡平
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八幡平(はちまんたい)は奥羽山脈北部の山群。岩手県、秋田県にほぼ等面積で広がる楯状火山跡である。広い高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在する。最高地点の標高は1613m。岩手県側の市町村合併で「八幡平市」が新市名に決定した折、「八幡平は秋田のものだ」とクレームがつく騒動があった。
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[編集] 山を楽しむ
深田久弥の日本百名山に上げられている山岳の中では、美ヶ原と並ぶ『のんびり逍遥するのが楽しい』高原。頂上近くまで道路が通り、バスも便利。しかし道路から少し離れただけでオオシラビソの原生林や、静かな沼が現れる。湿原性の高山植物も豊富。
[編集] トレッキングコース
○アスピーテライン頂上駐車場(30分)→八幡沼展望台*1*2(10分)→八幡平頂上(20分)→分岐(10分)→八幡平頂上駐車場<所要約1時間10分>
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- サブコース
- *1=八幡沼展望台(10分)→八幡沼一周(40分)→分岐(10分)→八幡平頂上駐車場
- サブコース
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- *2=八幡沼展望台(10分)→八幡沼(25分)→源太森(40分)→黒谷地(30分)→茶臼岳(30分)→茶臼口バス停
[編集] 温泉
八幡平周辺は東北地方でも有数の温泉地帯、特徴のある温泉が多数湧出している。 頂上近くの藤七温泉や蒸ノ湯温泉(ふけのゆ)のほかに、少し足を伸ばせば火山地獄が見られる後生掛温泉や、北投石で有名な玉川温泉などの名湯がある。一帯は八幡平温泉郷として、国民保養温泉地にも指定されている。