円相場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
円相場(えんそうば)は、円に対する外貨の相対的価値(為替レート)のこと。通常は、外貨1単位に相当する円貨額で表示する。(通貨や市場によっては別の慣行もある。)
特に米ドルやユーロ、英ポンドとの比較によって示され、その中でも米ドルに対しての「円の相対的価値」を示すことが多い。
目次 |
[編集] 概要
国際市場において、日本の通貨である円の相対的価値が、何らかの意味で基準とみなされる水準よりも高い状態を「円高」、逆に低い水準であるとき「円安」という。
分かりやすく言えば、今まで1ドル120円だったが、1ドル115円になった場合には、円高になる。つまり、より少額の「円」で、1ドルと交換できるようになる訳である(同じ円貨額でより多くのドルを買えるようになったと考えると、通貨価値が上がったということが理解されやすいであろう)。
[編集] 円高
2006年現在、110円以下になった時には、明確に円高という。
円高の際には、日経平均株価は急落することが多い。
- 輸入する時には、今までより安く仕入れる事ができるので、コストが削減できる。
- 輸出する時には、円が高いために買ってもらいにくくなるため、利益が減少する。
[編集] 円安
2006年現在、120円以上になった時には、明確に円安という。
円安においては、日経平均株価は急騰することが多い。
- 輸入する時には、今までより高く仕入れなくてはならないので、コストが余計にかかる。
- 輸出する時には、円が割安なので買ってもらいやすくなり、利益が増大する。