切手の博物館
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切手の博物館(きってのはくぶつかん)は、東京都豊島区に所在する切手関係の専門博物館である。
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[編集] 沿革
1988年に設立された旧郵政省所管の財団法人フィラテリーセンターを前身とする。渋谷区代々木(現在のJR東日本本社敷地の一部)の郵趣会館内にあったが、再開発に伴い1996年に同社が所有していた現在地へ移転した。2000年に財団法人切手の博物館と名称変更、中央省庁再編に伴い2001年より総務省所管となった。
[編集] 概要
日本及び世界各国の郵便切手、郵便切手収集に関する文献について、資料の収集・保存、展示、調査研究等がなされている。開かれた運営(マネージメント)、資料を探求し次世代に伝える(コレクション)、知的な刺激や楽しみを分かち合う(コミュニケーション)施設を標榜している。
収蔵品として、日本及び万国郵便連合(UPU)加盟の外国切手を約25万枚、カバー(封筒)類を約2万枚、郵趣文献及び雑誌を約3万冊保管している。
館内は、3カ月ごとに展示替される企画展示とミュージアムショップのエキジビション・ゾーン、図書室と当館創設者の故・水原明窗記念コーナーのライブラリー・ソーンで構成されている。また、テーマごとの切手展や期間を限って行う特別展示も行われている。
なお、所在地である豊島区の切手の博物館には、財団法人日本郵趣協会など郵趣関係の本部もある。
[編集] 利用案内
- 開館時間:10:30~17:00(ミュージアムショップは18:00まで)
- 休館日:月曜日、展示替時、年末年始
- 入館料:大人200円、小中学生100円(障害者無料、毎月23日の"ふみの日"無料)