前震
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前震とは、一連の地震活動において本震の前に起こる地震のことである。ふつう、本震の後に起こる余震よりも規模が小さく、数も少ない。比較的大きな規模の地震(本震)でも、前震が観測される確率はおよそ1割程度といわれている。
[編集] 前震と地震予知
前震を捉えることによって、規模の大きな本震の予知につながるのではないかという指摘は早くからあった。しかしこれは極めて難しい。
まず、上記のように災害が生じるような比較的規模の大きな地震でも、前震が観測される確率は1割程度である。仮に観測されたとしても、それが小さな地震活動なのか、大きな地震の前震であるかは判断が難しい。日本では小さな地震は無数に発生しており、そのすべてに対して判断する時間的余裕もない。
1995年に発生した兵庫県南部地震では、本震発生の前日に前震が3回観測された。ただしこれは本震発生後に分かったことである。