千野栄一
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千野栄一(ちの えいいち、 1932年2月7日 - 2002年3月19日)は、日本の言語学者。東京外国語大学名誉教授。チェコ語を中心にスラブ語学が専門。
東京都生まれ。東京外国語大学および東京大学文学部卒業。プラハのカレル大学に留学。東京教育大学文学部助教授を経て、東京外国語大学教授。退官後は、和光大学学長を務めた。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『言語学の散歩』(大修館書店, 1975年)
- 『言語学のたのしみ』(大修館書店, 1980年)
- 『外国語上達法』(岩波書店[岩波新書], 1986年)
- 『注文の多い言語学』(大修館書店, 1986年)
- 『エクスプレスチェコ語』(白水社, 1986年)
- 『プラハの古本屋』(大修館書店, 1987年)
- 『言語学への開かれた扉』(三省堂, 1994年)
- 『ビ-ルと古本のプラハ』(白水社, 1997年)
- 『ことばの樹海』(青土社, 1999年)
- 『言語学フォーエバー』(大修館書店, 2002年)
- 『言語学――私のラブストーリー』(三省堂, 2002年)
[編集] 共著
- (千野ズデンカ)『チェコ語の入門』(白水社, 1975年)
[編集] 編著
- 『講座言語(4)言語の芸術』(大修館書店, 1980年)
- 『日本の名随筆(別巻93)言語』(作品社, 1998年)
[編集] 共編著
- (亀井孝・河野六郎)『言語学大辞典』(三省堂, 1988年)
- (竹林滋・東信行)『世界の辞書』(研究社, 1992年)
- (亀井孝・河野六郎)『日本列島の言語』(三省堂, 1997年)
- (亀井孝・河野六郎)『ヨーロッパの言語』(三省堂, 1998年)
- (河野六郎・西田龍雄)『世界文字辞典』(三省堂, 2001年)
- (石井米雄)『世界のことば・出会いの表現辞典』(三省堂, 2004年)
[編集] 訳書
- ビレーム・マテジウス『マテジウスの英語入門――対照言語学の方法』(三省堂, 1986年)
- P・G・ボガトゥイリョーフ『呪術・儀礼・俗信――ロシア・カルパチア地方のフォークロア』(岩波書店, 1988年)
- カレル・チャペック『ロボット(R.U.R.)』(岩波書店[岩波文庫], 1989年)
- バーツラフ・ハベル『ビロード革命のこころ――チェコスロバキア大統領は訴える』(岩波書店, 1990年)
- イヴァン・ヴィスコチル/カリンティ・フリジェシュ『そうはいっても飛ぶのはやさしい』(国書刊行会, 1992年)
- ミラン・クンデラ『微笑を誘う愛の物語』(集英社, 1992年)
- ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(集英社, 1993年)
- オルドジフ・レシュカ/ヨゼフ・ベセリー『必携ロシア語変化総まとめ』(白水社, 1993年)
- ズデニェック・スヴェラーク『コ-リャ愛のプラハ』(集英社, 1997年)
- オタ・パヴェル『美しい鹿の死』(紀伊國屋書店, 2000年)
- アヴィグドル・ダガン『宮廷の道化師たち』(集英社, 2001年)
- ペトル・ヤルホフスキー『この素晴らしき世界』(集英社, 2002年)