叡山電鉄デオ600形電車
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デオ600形電車(でお600がたでんしゃ)は、叡山電鉄の鉄道車両。1979年~1980年にかけて、デナ500形の下回りを流用して製造された。 名目上は代替新製。メーカーは武庫川車両。
電気ブレーキの取付も行われ、二軒茶屋駅より先まで入線できるようになった。 大型化されたこともあり、当初は主に単行で使用されたが、デオ700系登場以降は2連で使用されるようになった。 種車の関係から605・606のみは弓形イコライザーの台車を履いていた(台車形式は同じ)。
現在では車体構造上、冷房装置を搭載出来ない事から、「きらら」の登場以降廃車が進み、603・604の2両のみが残っている。
ワンマン機器を装備していない関係で定期運用どころか本線走行も滅多に無く、イベント列車などで使われる以外は予備車の中の予備車的存在となっており、一年のうちほとんどを修学院車庫で眠っている状態となっている。