司教杖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
司教杖(しきょうじょう)は司教が祭式の時に手に持つ杖のことである。牧杖、あるいはバクルス(ラテン語:baculus)とも言う。
ミトラ同様、司教の権能の象徴である。司牧者としてその教区の信徒を牧することを表わすため、カトリック教会の司教杖は羊飼いの杖に似せて、先端が曲がったゼンマイのような形をしている。東方正教会ではジェーズルもしくは権杖といい、十字架を頂いたT字型のものや、『民数記』(21:8-9)でモーセが旗竿の先に掲げた青銅の蛇にちなんだ、蛇が十字架を中心にからみあった意匠のものが使われる。聖公会では牧杖あるいはパストラルスタッフと言う。
![]() |
この「司教杖」は、キリスト教に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(ポータル キリスト教/ウィキプロジェクト キリスト教) |