各願寺
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各願寺(かくがんじ)は、富山県富山市婦中町長沢の婦中町自然公園内にある真言宗の寺院。本尊は薬師如来。山号は北叡山。
新西国三十三番観音霊場の31番目である。
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[編集] 起源と歴史
寺伝によれば、大宝元年(701年)、文武天皇の第7皇子である自信院仏性が法相宗の寺院として創建したと伝える。付近に王塚、勅使塚なる5世紀頃の古墳(羽根山古墳群)があることから、付近の有力者が支援したとする説もある。
その後平安時代初期、最澄が訪れて天台宗に改宗。当寺で2体の仏像を製作し、1体を延暦寺に納めたと伝えられる。以降、北の叡山として繁栄し、一時期は伽藍数が3,000を超えたという。
南北朝時代、越中国司の中院定清と共に守護の普門利清に反逆して衰亡した。江戸時代に至って真言宗の寺院として復興し、歴代の富山藩藩主が観桜に訪れている。
[編集] 文化財
[編集] 行事
- ふちゅう曲水の宴
[編集] 名産品
- 九重桜大福 - 富山藩に由来する
[編集] 交通アクセス
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