園山俊二
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園山 俊二(そのやま しゅんじ、1935年4月23日 - 1993年1月20日)は、昭和後期・平成期(1960年代~1990年代前半)の漫画家。
島根県松江市生まれ。島根県立松江北高等学校出身。早稲田大学商学部在学中、早大漫画研究会を創設。後輩の福地泡介、東海林さだおと共に、「早大漫研三羽烏」と称され注目される。大学を卒業してから会社に就職するも半日で辞職。その後、寺田ヒロオの紹介で、新漫画党に加入。トキワ荘の漫画家たちと交流を深める。趣味は、プロ級の腕の麻雀。
プロデビューは、「がんばれゴンベ」(1958年、毎日小学生新聞)。その後、児童もの・大人もの等の作品を多数発表。1976年、「ギャートルズ」等で第22回文藝春秋漫画賞受賞。1977年、「がんばれゴンベ」で日本漫画家協会賞特別賞受賞。
連載通算9775回まで到達した「がんばれゴンベ」及び、「フジ三太郎」完結を受けて13年間連載が続いた「ペエスケ」を、1992年7月、ぎっくり腰による入院のため中断・終了する(入院中の近況報告で描写)。翌年1月、肝不全のため死去。享年57。
「メソメソシンナ 世の中グワンバレ」と遺書を残す。
「シッカ(しっかりと握って離さない状況を示す)」など、ユーモラスな擬音を多く用いた。また、メスのカエルに乳房を描くなどの擬人化表現が見られる。
[編集] 主な作品
- がんばれゴンベ(東京12チャンネル-現・テレビ東京でアニメ化)
- 国境の二人(自費出版)
- はじめ人間ゴン(1990年代に、しのだひでおによりリメイクされた作品がある)
- ギャートルズ(漫画サンデー)
- 上記2作を元に、朝日放送・TBS→NET-現・テレビ朝日で『はじめ人間ギャートルズ』としてアニメ化
- さすらいのギャンブラー(ビッグコミック)
- 気になるあの人(女性セブン)
- 花の係長(週刊ポスト 毎日放送・TBSでアニメ化)
- ペエスケ(朝日新聞夕刊)(後に所ジョージ、秋野暢子主演で映画化、又テレビ朝日系にて『ガタピシ』のタイトルでアニメ化)