大分県立図書館
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大分県立図書館(おおいたけんりつとしょかん)は、大分県大分市にある公立図書館。
1995年2月に開館した現在の大分県立図書館は、大分県立先哲資料館や大分県公文書館とともに、大分県大分市出身の建築家磯崎新の設計による複合文化施設豊の国情報ライブラリー(とよのくにじょうほうライブラリー)の一部となっている。
また、1966年に開館した旧大分県立図書館は、同じく磯崎新の設計によるもので、同年の日本建築学会賞を受賞しており、磯崎新の初期の代表作とされる。現在はアートプラザに改装され市民ギャラリー等として利用されている。
本項では新旧の両大分県立図書館について説明する。
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[編集] 新大分県立図書館
新大分県立図書館は、旧大分県立図書館が手狭になったことに伴い、大分市王子町の旧国立大分病院の跡地に建設され、1995年2月に開館した。蔵書数は約84万冊、年間利用者数は約50万人(2002年1月現在)。
建築作品としては、15m四方の吹き抜けの立方体である玄関ホールと、建物中央に位置し、68m四方の広大なスペースに7.5m間隔で100本の柱が林立し「百柱の間」と呼ばれる大閲覧室が特徴的である。
[編集] 新大分県立図書館の概要
- 所在地:大分県大分市南王子町
- 設計:磯崎新/磯崎新アトリエ
- 種類:図書館
- 竣工:1995年2月
- 構造:鉄骨鉄筋コンクリート構造
- 階数:地上6階・地下1階
- 建築面積:6,692m2
- 延床面積:23,002m2
(注)建築面積、延床面積は、大分県立先哲資料館、大分県公文書館も含む「豊の国情報ライブラリー」としてのもの
[編集] 旧大分県立図書館
1966年7月に開館。建築家磯崎新の代表作であり、同年の日本建築学会賞を受賞した。現在はアートプラザに改装され市民ギャラリー等として利用されている。
外観は、外部に突き出る断面正方形の中空状の梁が特徴であり、この梁は図書館が成長可能であることを示している。一方、内部空間は、外光を用いた光による演出が巧みに取り入れられており、トップライトからの光が落ちるロビーから、閲覧室にはいると一転して水平窓から光が差し込む空間が現れる。
[編集] 旧大分県立図書館の概要
- 所在地:大分県大分市荷揚町
- 設計:磯崎新/磯崎新アトリエ
- 種類:図書館
- 竣工:1966年6月
- 構造:鉄筋コンクリート構造
- 階数:地上3階・地下1階
- 建築面積:1,607.9m2
- 延床面積:4,341.6m2
[編集] 外部リンク
- 大分県立図書館 - 公式サイト
- 豊の国情報ライブラリー - 公式サイト
- アートプラザ - 公式サイト
- 磯崎建築 【第4回目】 豊の国情報ライブラリー
- 磯崎建築 【第2回目】 アートプラザ
- 豊の国情報ライブラリー(新大分県立図書館)
- 旧大分県立中央図書館(現:アートプラザ)