大平武洋
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大平 武洋(おおひら たけひろ、1977年5月11日 - )は、日本の将棋棋士。棋士番号243。桐谷広人門下。東京都北区出身。
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[編集] 人物
- 升田幸三の孫弟子にあたる。
- 2003年に王位戦で挑戦者決定リーグ入りの経験がある。
- リーグでは初参加ながら3勝2敗と勝ち越して健闘するも、残留決定戦で中川大輔に敗れ、陥落。
- 東京出身であるが、「地方への将棋の普及の為に、もっと地方在住の棋士がいても良いはず」と語り、新潟県に移住した。
- 2005年度は研修会幹事を務める。
- 趣味はオートレース、競馬、麻雀。
- 公式ブログを頻繁に更新している。本音を語ることが多く人気が高い。名人戦の毎日新聞単独主催案が否決された直後にブログを休止すると宣言したが、現在は復帰している。
- 2005年に解散したバンド・ZONEのMAIKO(現・舞衣子、MARIA)の熱狂的なファンである。対局で負けが込んだときに、「MAIKOが芸能界を引退したら自分も将棋をやめる」とブログで発言したこともある。
- 2005年の竜王戦昇級者決定戦・対児玉孝一七段(当時)戦で、自分の指し手に対する考慮時間をすべて1分以内に収め、持ち時間を1分も使わずに勝利したことがある。将棋の公式戦で自らの持ち時間を1分も使わずに勝利したのは史上3人目の快挙。ちなみにこの対局は大阪で行われていたが、午前中に終局したため、その日の夜に埼玉県三郷市で行われたZONEの解散コンサートにその足で駆けつけている。また、全国各地で開催されたZONEの解散コンサートをすべて回った。
- このエピソードは、2006年6月7日放送のテレビ番組「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」で紹介された。番組内で「たまたまテレビでZONEを見て勇気づけられ、プロ棋士になる夢を達成できた。今の自分があるのはZONEのおかげ」「将棋よりZONEのほうが大事」と発言している。同番組で本人に内緒でMAIKOとの対談がセッティングされ、その際、「今日死んでも悔いは無いです」と発言した。また、再びコンサートと対局が重なったときは、対局を拒否するともコメントしている。
- 2005年(6組→5組)・2006年(5組→4組)の竜王戦で2期連続昇級を決め、規定により昇段。
[編集] 成績
[編集] 昇段履歴
- 1990年 6級
- 1993年 初段
- 2002年4月1日 四段
- 2006年9月19日 五段