天体観望
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天体観望 (てんたいかんぼう、天体観賞とも) とは、星や星空、夜空などを見て楽しむ事である。学問的な観点や特定の目的を持たず、ただ「星を見て楽しむこと」を目的として星空を見る点で、天体観測とは異なる。
天体観望は、ただ楽しむことを目的としているため、必ずしも天文学の知識や機器を用いる必要はない。ただし、ある程度の夜空の地図になっている星座を知っていたり、星図を知っていたりすると便利である。
普通、天の川の所在や、季節ごとの星座、惑星、それからさらに細かい星団などを見てゆく流れになる。北側では北斗七星とカシオペア座から北極星を探す話、夏の大三角形、冬の大三角形など、星座を見つける手がかりになる図形の話もよく取り上げられる。
[編集] 対象
[編集] 天体観望をする方法
- 肉眼
- 一番簡単な方法である。星座、天の川など、大きな範囲を見ることができる。流星を見るのも主に肉眼で行われる。
- 双眼鏡
- 比較的明るい天体などを見るのに適する。地球に接近した彗星等は、望遠鏡では倍率が大きくなりすぎ、全体像を把握できない。このような目的には双眼鏡が適する。そのほかに、プレアデスのような、明るく、比較的大きな星団、木星や土星、月などの惑星、衛星などを見るのによい。
- 望遠鏡
- 手頃な天体望遠鏡があれば、双眼鏡で見られるような天体を、より美しい姿で観察することができる。木星の衛星や土星の輪、連星なども比較的楽に見られる。
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