天野鎮雄
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天野 鎮雄(あまの しずお、1936年2月13日 - )は、日本の俳優、タレント。愛知県名古屋市港区出身。劇団「劇座」代表。名古屋市立菊里高等学校を経て、愛知学芸大学学芸学部英語科(現・愛知教育大学教育学部英語専攻)卒業。夫人は女優の山田昌。
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[編集] 略歴
NHK名古屋放送劇団から、文学座研究生、大島渚主宰の「創造社」、「山本安英の会」などを経て、1985年に「劇座」を結成、あわせて付属俳優養成所の「名古屋劇塾」も設立した。
1968年から3年間、東海ラジオの深夜番組『ミッドナイト東海』の初代パーソナリティを務め、森本レオらと共に人気を博した。「アマチン」の愛称でも親しまれ、今もラジオパーソナリティや、本業の俳優として舞台やテレビドラマに出演している。また、「あいち九条の会」の代表世話人の一人として護憲活動にも力を入れている。
なお、『孫子・呉子』など中国の古代思想家についての著述がある天野鎮雄は、同姓同名の別人である。
[編集] 受賞歴
- 1984年度 愛知県芸術選奨文化賞
- 1985年度 第1回パチンコ大衆文化賞
- 1991年度 東海テレビ芸能選奨
- 1998年度 名古屋市芸術特賞
- 1996年 若手演劇人養成の功績に対し、社団法人日本演劇興行協会より表彰
[編集] ニックネーム
ニックネームの「アマチン」(「天ちん」とも表記)は、名前の天野鎮雄を縮めた「天鎮」から。高校時代に学校の演劇部と青年劇団(中部学生放送同好会)の活動について、教師から「お前は良くやっている。名前(「鎮雄」)も音で読むとチンユウだ。皆に珍しがられる珍優になれ。」と言われたことがルーツだと、本人は回顧して述べている。
[編集] 出演
[編集] テレビドラマ
- 太閤記(1965年、NHK)
- 中学生群像(1969年、NHK)
- 本日開店(1982年、NHK)
- どっちがどっち!(2002年、NHK)
- 天使みたい(2003年、NHK)
- 七子と七生~姉と弟になれる日~(2005年、NHK)
- 父に奏でるメロディー(2005年、NHK)
[編集] ラジオドラマ
[編集] その他のテレビ番組
- アマチンの土曜リポート(東海テレビ)
- 天ちんの土曜サロン(東海テレビ)
[編集] その他のラジオ番組
- ミッドナイト東海(1968年 - 1971年、東海ラジオ)
- さん!さん!モーニング(東海ラジオ)
- アマチンのラジオにおまかせ(東海ラジオ)
- サタデーパークアマチン通り(東海ラジオ)
- ミッドナイト東海21(2005年 - 放送中、東海ラジオ)
[編集] 舞台
- フィガロの結婚(劇座公演・作=ボォマルシェ/演出=木村光一)
- 飢餓海峡(名古屋市民芸術祭2000主催事業公演・作=水上勉/演出=木村光一)
- 機嫌の好い海(天野鎮雄『名古屋市芸術特賞』受賞記念公演・原作=岸宏子/脚色=麻創けい子/演出=海野鬼次郎)
- やっとかめ探偵団その1 - その6(劇座公演・作=清水義範/演出=岩川均)
[編集] CM
- 日建ホームズ