奈良県立医科大学
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奈良県立医科大学(ならけんりついかだいがく、Nara Medical University)は、奈良県橿原市四条町にある公立大学。略称は、奈県医(なけんい)。
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[編集] 沿革
1945年(昭和20年)創設の奈良県立医学専門学校を前身として、1952年(昭和27年)に奈良県立医科大学医学部医学科が設置され、2004年(平成16年)に医学部看護学科(看護専門学校~看護短期大学部を経て)も設置されている。また県下で唯一の助産学科を持つ。長年大阪大学の影響が強かったが、現在の学長吉田修は京都大学出身であり、特定の他大学の影響は少なくなりつつある。
1977年(昭和52年)に医科大学の裏口入学問題が表面化し、2000年(平成12年)には県下の民間病院への医師派遣を巡る教授陣の大掛かりな汚職事件も起こった。この裏口入学の何人かは、医学部内の要職を占めているという。
「京阪神へ至近距離の田舎」である奈良県の特殊性(都市型と農村型の住民の差異が非常に激しい)に常にさらされてきた大学である。県下で唯一の医学部であり、奈良県下で各分野の基幹病院の整備が遅れていることも原因となって、附属病院の慢性的な混雑と多忙、県下の医師数の不足は長期にわたり解決されておらず、問題が起こるたびに批判を受けながらも県民にとってはなくてはならない機関となっている。
2008年(平成20年)から、同大学の入試に県内の高校の卒業生や、県内在住者を有利に扱う、10名程度の「地域枠」を導入する。 今後は生き残りをかけた戦いが始まるが、統合される可能性も否定できない。
とはいえ、奈良県立医大への入学難易度は、単純に偏差値的な意味で見れば東大理科一類とも並ぶほど相当上位に位置する人気校であることも確かである。。
[編集] 学部・学科
[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 交通アクセス
[編集] バス乗り場(奈良交通)
- 八木駅方面側乗り場
- [特急]八木駅行(終点まで各停)
- [8][28][30][40][75][85][161][164][221][222]八木駅行
- [71]リハビリセンター(県営福祉パーク)行(八木駅経由)
- 高田市方面側乗り場
- [特急]新宮駅行(医大病院前、アルル北、高田市駅、忍海、近鉄御所駅、かもきみの湯、五條バスセンター、十津川、湯の峰温泉経由)<五條市西吉野町、大久保口停留所まで各停>
- [40]ダイヤモンドシティ・アルル行
- [164]忍海行(医大病院前、アルル北、高田市駅経由)
- 橿原総合プール行(医大病院前経由)(毎年7月上旬~8月31日、プール営業期間のみ臨時運行)
- [71]橿原神宮駅行(中央口行)(医大病院前、畝傍御陵前経由)
- [30]近鉄御所駅行(医大病院前、橿原神宮駅中央口、西口 郡界橋経由)
- [28]南白橿行(医大病院前、橿原神宮駅中央口、西口、南妙法寺町経由)
- [8]菖蒲町四丁目行(医大病院前、小房、橿原神宮駅東口経由)
- [75]湯盛温泉杉の湯行(医大病院前、小房、橿原神宮駅東口、、大淀バスセンター、大和上市駅、樫尾経由)
- [85]湯盛温泉杉の湯行(医大病院前、小房、橿原神宮駅東口、大淀バスセンター、大和上市駅、国樔《くず》経由)
- [221]下市町岩森行(医大病院前、小房、橿原神宮駅東口、畑屋口、大淀バスセンター、下市口駅経由)
- [222]下市町岩森行(医大病院前、小房、橿原神宮駅東口、南大和ニュータウン、大淀バスセンター、下市口駅経由)