出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
子夏(しか、紀元前507年? - 紀元前420年?)は、孔子の門人。姓は卜(ぼく)、名は商。子夏は字。衛(河南省)の人、一説に晋の温国(河南省焦作市)出身。学問を好み孔門十哲の一人とされる。
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」で「不及」と評価された人物である(『論語』先進篇)
魏の文侯に招かれ、その師となった。李克・呉起はその学生である。
子游とともに文学(学問のこと)に優れていたとされ、今文経学では六経伝承の淵源を子夏に求めている。彼の学風からは後の荀子へと受け継がれる。