学校法人宮城学院
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学校法人宮城学院(がっこうほうじんみやぎがくいん)は宮城県に本部を置く学校法人である。
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[編集] 概観
[編集] 学校全体
宮城学院はキリスト教(プロテスタント)主義学校のひとつであり、校祖を同じくする東北学院とは関係が深い。中高大の一貫教育と幅広い女子教養教育が特徴。5万余名を超える卒業生は、国内外の幅広い分野で活躍している。2006年創立120年を迎えた東北屈指の名門女子校である。
[編集] 建学の精神
宮城学院では「福音主義キリスト教の精神に基づいて学校教育を行い、神を畏れ敬い、自由かつ謙虚に真理を探究し、隣人愛に立ってすべての人の人格を尊重し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成すること」を建学の精神として、創立以来守っている。
[編集] 象徴
[編集] 校章
中央に開いた聖書と、その上に舞う鳩とを宮城野萩が囲む。
[編集] 校歌
校歌(作詞:土井晩翠 作曲:KIハンセン)
[編集] 沿革
[編集] 略歴
1886年キリスト教主義に基づく、女子に対する高等教育の必要性を痛感した押川方義と、アメリカ人ドイツ改革派教会宣教師のウィリアム・E・ホーイ(東北学院の創立者)が中心となり、私塾「宮城女学校」を開校した。1946年組織の拡充に伴い校名を「宮城学院」に改称。現在では、幼稚園、中学校、高等学校、大学、大学院までを有する総合学園となった。
[編集] 年表
- 1886年 押川方義、ウィリアム・E・ホーイが中心となり宮城女学校創立。初代校長にエリザベス・R・プールボー就任
- 1911年 高等女学校令により女学校設置
- 1946年 専門学校令により宮城学院女子専門学校設置
- 1947年 新学制により宮城学院中学校設置
- 1948年 新学制により宮城学院高等学校設置
- 1949年 宮城学院女子大学設置(学芸学部英文科、音楽科)
- 1950年 宮城学院女子短期大学設置
- 1951年 学校法人宮城学院設置認可
- 1956年 附属幼稚園設置
- 1964年 大学学芸学部に日本文学科を設置
- 1980年 キャンパスを東二番丁から桜ヶ丘に移転
- 1986年 創立100周年
- 1995年 大学学芸学部に人間文化学科を設置。大学院人文科学研究科を設置(英語・英米文学専攻、日本語・日本文学専攻)
- 1999年 大学院人文科学研究科に人間文化学専攻を設置
- 2000年 大学学芸学部に食品栄養学科、生活文化学科、発達臨床学科、国際文化学科を設置
- 2001年 宮城学院女子短期大学を廃止
- 2004年 大学院人文科学研究科に生活文化デザイン専攻を設置
- 2006年 宮城学院創立120周年
- 2007年 大学学芸学部に心理行動科学科、児童教育学科を設置
[編集] 設置教育機関
- 宮城学院女子大学
- 宮城学院中学校・高等学校
- 宮城学院女子大学附属幼稚園