宇宙大帝ゴッドシグマ
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『宇宙大帝ゴッドシグマ』(うちゅうたいていゴッドシグマ)は、1980年(昭和55年)3月19日から1981年(昭和56年)3月25日まで東京12チャンネル系で毎週水曜日19:30 - 20:00に全50話が放送された、東映製作のロボットアニメ。
目次 |
[編集] ストーリー
西暦2050年、突如、謎の敵エルダー星人に奇襲を受けた。彼らの目的はただ一つ、水爆の何十倍のエネルギーを秘めたトリニティ・エネルギーを奪うこと。エルダー星人は地球人たちが入植していた木星の衛星イオを占領。そして、地球のトリニティ・エネルギーを奪うためにコスモ・ザウルスで、トリニティ・シティに攻撃を開始した。闘志也たちはゴッドシグマで、地球を、トリニティ・エネルギーを守り、そしてイオ奪還へと長い戦いが始まった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] スタッフ
- 原作:八手三郎
- プロデューサー:飯島敬、折田至
- チーフディレクター:神田武幸、田口勝彦(第11話~)
- キャラクター原案:新谷かおる
- キャラクターデザイン:宇田川一彦
- デザイン協力:出渕裕
- メカニックデザイン:サブマリン
- 制作:東映、東映エージエンシー
- 音楽:筒井広志
- 演奏:東京室内楽協会
- 主題歌:「がんばれ!宇宙の戦士」(作詞:八手三郎、作曲:小林亜星、歌:ささきいさお、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会)
- 副主題歌:「レッド・ブルー・イエロー」(作詞:八手三郎、作曲:小林亜星、歌:かおりくみこ、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会)
[編集] 登場人物:キャスト
- トリニティエネルギー、ゴッドシグマの開発者。エルダーに寝返る。マッドサイエンティスト。
- エルダー星のタカ派軍人。テラルを失脚させ軍の実権を握る。冷酷非情。
- ナレーション:屋良有作
[編集] メカ
- 宇宙大帝ゴッドシグマ
- 空雷王、海鳴王、陸震王の3体のロボットとビッグウィングが合体して完成する巨大ロボット。
- 合体のかけ声は「シグマフォーメーション! トリニティ・チャージっ!!」
- 身長66.0m、体重1200.0t。動力源はトリニティ・エネルギー 。
- 武器は、無双剣、ゴッドシールド、ゴッドスイング、フィンガーニードル、ゴッドトマホーク、スピンソーサーなど。
- 必殺技は無双剣による剣術。主に「無双剣・兜割り」「無双剣・十文字切り」など。中盤より、パワーアップしたコスモ・ザウルスの特殊メッキを剥がし耐久力を低下させる「シグマ・ブレスト」が追加。またビッグ・ウィングを切り離し、体当たりする「ビッグウィング・アタック」も追加された。
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- トリニティ・エネルギー
- 核や化学反応とは違い、次元の歪みから取り出したエネルギー。同エネルギーを取り出し貯蔵するためには特殊な超重金属イオ・ニウム(木星のイオでしか採掘できない特殊な金属)が必要で、合体時に毎回消費される模様。風見博士はこのエネルギーを開発したが、助手であるジュリィにも製造方法など詳細を教えていなかったため、後半苦戦する羽目になった。
- 空雷王
- 壇闘志也が搭乗。ゴッドシグマの上半身、大腿部より上になる。武器は、リベットガン、クウライキュウ、クウライショット、クウライカッター、クウライショック。
- 海鳴王
- ジュリィ野口 が搭乗。ゴッドシグマの右足(膝下)になる。武器は、アイスブリザード、ダブルチェーン、ウォーターガン。
- 陸震王
- 吉良謙作が搭乗。ゴッドシグマの左足(膝下)になる。武器はリクシンミサイル、リクシンハンマー、レッドビーム、アタックドリル。
- ビッグウイング
- 無人機。ゴッドシールド/無双剣を格納。ゴッドシグマの上半身、空雷王を格納し胸部/背部になる。ゴッドシグマへの合体時にトリニティ・エネルギーを充電されて、トリニティ・シティーより発進する。無双剣は翼部に収められ、翼が斜め一直線に変形した後、上側の翼端から柄が出て引き抜かれる。
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- トリニティ・シティ
- マルチーノ氏が投資し、風見博士がトリニティ・エネルギー開発のために作った人工島。トリニティ・エネルギーの秘密防衛のためにか、エルダー星人の攻撃の前からかなりの自己防衛能力を保有している。当初は港に接岸していたが、エルダーの攻撃が激しくなり、近隣都市が攻撃(とばっちり)を受けたため、海上に移動する。その後、敵の本拠地イオへ向けて、その巨体を宇宙へと羽ばたかせた。
- 金属獣コスモ・ザウルス
- エルダー星人がトリニティ・シティへ攻撃を加えるために作られる金属生命体。木星の大赤点(大赤斑のこと)からエネルギーと原料を取り込み、イオのエルダー基地で生成される小型の宇宙生物。その後、攻撃武器と重金属を取り込み完成する生きている金属。毎回、無双剣でとどめを刺されるが、後半にパワーアップする。表面に特殊メッキ加工が施され、無敵と思われていた無双剣をはじき返し、逆に粉砕した。しかし、風見博士がゴッドシグマに追加した「シグマ・ブレスト」によって、特殊メッキが剥がされてしまう結果となった。
[編集] 放送リスト
- 怒れイオの戦士
- トリニティ基地浮上
- イオに向って合体だ
- コスモザウルスの秘密
- じゃじゃ馬救出作戦
- 小さな侵入者
- 月面へ出撃せよ
- わんぱく大作戦
- イオからの生還者
- 父として博士として
- 小さな恋人の危機
- 敵エルダー星を発見
- イオの花が咲いた
- 怒りの対決
- 危険なプレゼント
- 敵将テラルの秘密
- 巨大ロボットの買主
- 恐怖の合体くずし
- ロボット発進不能
- ジュリィの秘密貯金
- 隕石包囲網を破れ
- 空雷王帰還せず
- 幻の魚を見た
- イオへ200キロ
- 基地移動指令
- 可愛い反逆者
- 2300年の敵
- 新しき戦いの序曲
- 地球の白旗を見よ
- 危険がいっぱい
- イオ最新情報
- 月を賭けた決闘
- 地獄のスタジアム
- 敵将テラルの涙
- テラル処刑の日
- 我がジュリイの妹
- 2300年の秘密
- イオへの旅立ち
- 裏切者は誰だ
- 死を招く火星
- 誕生日は葬式の日
- 火星の反乱
- テラルの骨を拾え
- イオが消えた
- 闘うイオの地球人
- 狂気の敗北宣言
- 風見博士の反逆
- イオの地に立つ
- イオに立つ墓標
- 未来への旅立ち
[編集] その他
- 副主題歌「レッド・ブルー・イエロー」で太陽系の惑星配列を覚えられる。ただし放送当時の惑星配列では、冥王星は海王星の内側を回っており(1979年-1999年まで)、実は歌詞と合っていないがテンポよく覚えやすい。なお、同様の趣向が後年のロボットアニメ「勇者警察ジェイデッカー」のエンディングテーマで使用されており、太陽系の惑星配列は放送当時のモノになっている。
[編集] 関連事項
東京12チャンネル 水曜19時台後半 | ||
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