宇都宮信房
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宇都宮 信房(うつのみや のぶふさ、1156年(保元元年) - 1234年8月27日(文暦元年8月2日))は平安時代末期から鎌倉時代前期の武将。大和守。藤原姓宇都宮氏の祖で下野国守護職・下野一ノ宮(二荒山神社・別称宇都宮)別当職であった藤原宗円の次子中原宗房の子。豊前宇都宮氏の祖。
下野国にあった1180年、源頼朝の挙兵に参陣する。1183年、志田義広の謀反が起こったときは、義広討伐で功を挙げた。これらの功績により1185年から1186年にかけて恩賞を与えられている。1187年9月、鎮西奉行として鬼界島の平氏残党討伐で功績を挙げた。1192年には豊後・日向国内において所領を与えられた。
晩年は仏教に帰依する。1234年8月2日、79歳で死去した。
弟に、中原宗隆、野仲重房、山田政房、深水興房、西郷業政、廣澤直房、那須有家、江里口業俊がいる。