宮史郎
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宮史郎(みや しろう、1943年1月17日-)は日本の演歌歌手。本名は宮崎芳郎。兵庫県加西市広原町生まれ。
姫路市のキャバレーで働きながら1959年、自主制作で「男の花道」を発売。1961年、コミックバンドスパローボーイズを結成。1963年、宮五郎(宮史郎の兄、1936年4月29日-1994年8月12日)・並木ひろし(1942年-1998年11月13日)と共にコミックバンドぴんからトリオを結成。グループ名の由来は「ピンからトリを」からである。
1972年、「女のみち」が約400万枚を売り上げ、続いて発売された「女のねがい」「女のゆめ」もミリオンセラーの大ヒット。またこれ以後、殿さまキングスや平和勝次とダークホースなどコミックバンドの演歌が一時期ブームとなった。
1973年にぴんからトリオから並木ひろしが脱退し(その後並木は並木ひろしとタッグマッチで活動)、グループ名をぴんから兄弟に改名。同年、NHK紅白歌合戦に「女のみち」で初出場。
1983年にぴんから兄弟は解散し、以後はソロ歌手として活動。宮五郎は引退して史郎のマネージャーとなったが、その後病気で倒れた。
2004年、金鳥『虫よけグリーン』のコマーシャルで虫に扮して「虫ごころ」を歌い話題になった。2005年、同じく金鳥の『おでかけカトリス』のコマーシャルで「おでかけ慕情」を歌った。
[編集] 代表曲
- 宮史郎とぴんからトリオ
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- 女のみち(1972/05/10)
- 女のねがい(1972/12/25)
- 女のゆめ(1973/05/25)
- ぴんから兄弟
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- 女のきず(1973/08/10)
- ひとり酒(1973/12/10)
- あなたが欲しい(1974/09/01)
- おまえ(1975/06/01)
- 宮五郎がリードボーカル(主にB面曲)の場合は、「宮五郎とその一味」名義になっていた。
- ソロ
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- 片恋酒(1984/05/01)
- いのち川(1988/06/21)
- 命のかぎり(1995/11/21)
- 雨の修善寺(2003/11/19)
- 悲しい意地(2004/08/25)
[編集] 関連項目
土田世紀 ※宮史郎がモデルのキャラが複数の漫画に登場