宮沢章夫
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宮沢 章夫(みやざわ あきお、1956年 - )は、劇作家、演出家、作家。遊園地再生事業団主宰。京都造形芸術大学助教授。静岡県掛川市生まれ。多摩美術大学美術学部建築科中退。
大学在学中、映像演出研究会で8ミリ映画の制作をする。在学中より放送作家として活動を始める。1985年、大竹まこと、きたろう、斉木しげる、いとうせいこう、竹中直人らと演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成する。
1990年に、作品ごとに俳優を集めて演劇を上映する劇団「遊園地再生事業団」を作り、主宰。 2000年から3年間、活動を休止していたが、2003年に再開した。
1992年に発表した「ヒネミ」で岸田國士戯曲賞を受賞。 小説「サーチエンジン・システムクラッシュ」は、芥川賞、三島由紀夫賞の候補にもなった。
[編集] 作・演出(演劇)
- 『遊園地再生』(1990)
- 『ヒネミ』(1992)
- 『ヒネミの商人』(1993)
- 『砂の国の遠い声』(1994)
- 『箱庭とピクニック計画』(1994)
- 『ヒネミ(再演)』(1995)
- 『知覚の庭』(1995)
- 『砂の楽園』(1996)
- 『蜜の流れる地 千の夜のヒネミ』(1996)
- 『あの小説の中で集まろう』(1997)
- 『ゴー・ゴー・ガーリー! 』(1998)
- 『14歳の国』(1998)
- 『砂に沈む月』(1999)
- 『トーキョー・ボディー』(2003)
- 『トーキョー/不在/ハムレット』(2005)
[編集] 著作
戯曲
- 『ヒネミ』
- 『14歳の国』
- 『月の教室』
小説
- 『サーチエンジン・システムクラッシュ』
- 『不在』
エッセイ
- 『彼岸からの言葉』
- 『考える水、その他の石』
- 『スチャダラ2010』
- 『牛への道』
- 『茫然とする技術』
- 『わからなくなってきました』
- 『青空の方法』
- 『よくわからないねじ』(『百年目の青空』改題)
- 『牛乳の作法』
- 『資本論も読む』
- 『チェーホフの戦争』
- 『レンダリングタワー』