家庭教師 (アルバム)
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家庭教師 | ||
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岡村靖幸 の アルバム | ||
リリース | 1990年11月16日 | |
録音 | - | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 43分33秒 | |
レーベル | EPICソニー | |
プロデュース | 岡村靖幸 | |
岡村靖幸 年表 | ||
早熟 (1990年) |
家庭教師 (1990年) |
禁じられた生きがい (1995年) |
家庭教師(かていきょうし)は、岡村靖幸の4thオリジナルアルバム。1990年作品。
[編集] 解説
- 初のベストアルバム『早熟』リリース後、波に乗っていた岡村靖幸にとって4枚目となるオリジナルアルバム。前作『靖幸』にみられた変態的なムードがさらに高められ、同時に音楽的にも進化を遂げており、その完成度は氏の最高傑作との呼び声が高い。
- また、岡村はデビューしてから立て続けに『yellow』『DATE』『靖幸』とアルバムをリリースしていたが、本作リリース以降は寡作傾向になり、次作『禁じられた生きがい』発表まで実に5年の年月を要した。
- 前作に続き、本作でも岡村自身がすべての作詞、作曲、アレンジを行っている。
- 全9曲はどれも個性的で様々であるが、全体的な雰囲気としてはファンキーなギターやピアノ、打ちこみのサウンドでまとめられている。ヴォーカルはいつもの如く非常にネットリとしていて官能的。岡村靖幸の持つ、どこか病んでいる異様な世界観が100%音楽に注ぎこまれているようだ。
[編集] 収録曲
- どぉなっちゃってんだよ
- カルアミルク
- 名バラードとの呼び声が高く、Mr.Childrenの桜井和寿がBank Bandのアルバム「沿志奏逢」でカバーしている。
- 「どんなものでも君にかないやしない~岡村靖幸トリビュート」にてクラムボンにカバーされる。
- (E)na
- 「カッコイーナ」と読む。
- 家庭教師
- 上記解説にある「ネットリしていて官能的」の代表的な曲。彼独特の歌詞や台詞回しのセンスが光る良作。
- あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
- 自身もやっていたというバスケットボールを題材にした青春謳歌。余談であるがネット掲示板などで「長いタイトルの曲」という話題になると明らかにもっと長い曲名が出ているにも関わらず必ずこの曲が挙がる。
- 「どんなものでも君にかないやしない~岡村靖幸トリビュート」にて直枝政広/ブラウンノーズ名義でカバーされる。
- 祈りの季節
- むせび泣くバラード。アルバムに必ず1曲はこういったメッセージ色の強い楽曲が含まれる。
- ビスケットlove
- シングル「だいすき」でも使用された子供声のコーラスが、(背伸びして)先輩の彼女に甘い言葉を囁く といった歌詞の内容にユニークなエッセンスを添えている。
- 「ブンシャカラカ」などの彼特有の「音を感性のままに表現できる」部分がわかりやすく現れている曲。
- ステップup↑
- 管楽器が入ったアップテンポな曲。歌詞の内容も前向きで歌詞にも名フレーズが多い。
- 「どんなものでも君にかないやしない~岡村靖幸トリビュート」にてブラックボトムブラスバンド&ターザンボーイズ&ガールズ名義でカバーされる。
- ペンション
- アルバムの最後を締めくくるのはいつもこんな胸が締め付けられる切ない曲。
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