寺田博
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寺田 博(てらだ ひろし、1933年 - )は日本の編集者、文芸評論家。
早稲田大学教育学部卒業。1961年、河出書房新社に入社。1962年に復刊された『文藝』の編集者として井伏鱒二や瀬戸内晴美などを担当。容貌が丸谷才一に酷似していることを丸谷から随筆の材料にされた。
中上健次や島田雅彦、吉本ばなな、小川洋子など才能ある多くの新人作家を発掘し文芸界の名伯楽と呼ばれたが、中上に殴打されて病院に運ばれたこともある。退社後は『海燕』編集長や福武書店(ベネッセ)取締役などを歴任。
著書に『昼間の酒宴』(小沢書店、1997年)や『決定版百冊の時代小説』(文藝春秋社、1999年)、『時代を創った編集者101』(新書館、2003年)などがある。