少弐政興
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少弐 政興（しょうに まさおき、天文3年（1534年）？ - 没年不詳）は少弐資元の三男。兄に少弐冬尚、千葉胤頼。弟に少弐元盛。
1559年、兄2人が龍造寺隆信により殺されると、馬場鑑周（馬場政員の子で、馬場頼周の孫）に匿われ、大友義鎮と結んで少弐氏の再興を企む。 1563年から馬場鑑周の支援の下、少弐氏再興戦を有馬晴純・波多鎮・大村純忠・多久宗利・西郷純尚などの肥前の武将達と共に、隆信と戦う。 しかし、翌年に龍造寺勢の猛攻で肥前中野城に籠るも鑑周の降伏で、少弐氏の再興の野望は潰えた。
隆信は大いに苦戦して、犠牲者も半端なものではなかったという。これにより政興は武勇に優れていたことがうかがえる。少弐氏末期で稀に見る勇将であったが、龍造寺隆信には勝てなかった。
その後政興は九州を去り、大友氏の故地である引地ガ沢（神奈川県大和市）に移動したと言われているが、降伏したはずの9年後の1573年に、福岡県みやま市の史料には再び龍造寺軍が東肥前の少弐政興を攻め、筑紫氏・横岳氏をも攻めたという記述が見られるなど、消息ははっきりしない。
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