山ン本五郎左衛門
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山ン本五郎左衛門(さんもと ごろうざえもん)は、日本の妖怪。山本五郎左衛門(やまもと ごろうざえもん)とも。
[編集] 特徴
- 妖怪の頭領。世界じゅうを飛び廻り、神野悪五郎(しんの あくごろう)と勢力を二分するといわれる。
- 稲生物怪録では、七月三十日に一ケ月間の怪異の締めくくりとしてついに平太郎の前に姿を現わした。
- 恰幅がよく、四角い顔の大男の姿となってあらわれ、四十歳ほどにみえ身なりも非常に高貴だったという。
- 容貌は天狗に似ているが、本人は違うと主張しているらしい。
- 別名“山本太郎左衛門”ともありるが文献によって少し違う。
[編集] 山本五郎左衛門が登場する作品
マンガ
- 遠野ひいては東日本の妖怪の長「山ン本」が登場。西日本の長「神野」と日本を二分する。
小説
- 小暮正夫『おばけが銀座にあつまって』
古典的作品
- 『稲生物怪録』
映画
ゲーム