山口昌哉
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山口 昌哉(やまぐち まさや、男性、1925年 - 1998年12月24日)は日本の数学者。専門は、非線型数学。1947年に京都帝国大学を卒業。京都大学名誉教授。社会・経済システム学会初代会長。
数学の力学系分野におけるカオス・フラクタル研究の先駆者。その他、主として非線型偏微分方程式の数値解析分野で業績を残した。研究の幅が広く、生物科学や社会科学への応用も積極的に行った。
溝畑茂とは京大在学中からの親友。弟子は多く、まとめて山口組と通称されることがある。薩摩順吉、西田孝明、西浦廉政、俣野博、宍倉光広らがいる。
[編集] 主な著書
- 『非線型現象の数学』(朝倉書店、1972)
- 『カオスとフラクタル―非線形の不思議 ブルーブックス』(講談社、1986) ISBN 406132652X
- 『カオス入門』(朝倉書店、1996) ISBN 4254126719
- 『フラクタルの数理』(畑政義、木上淳との共著、岩波書店、1998) ISBN 4000108107