山田悠介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
現在、この項目の一部の版または全体について、削除の手続きに従って、削除が提案されています。
この項目の執筆者の方々へ: まだ削除は行われていません。削除に対する議論に参加し、削除の方針に該当するかをどうか検討してください。
山田 悠介(やまだ ゆうすけ、1981年6月8日-)は、神奈川県出身の小説家。
同県大和市立南林間中学校卒業。同県私立平塚学園高等学校卒業。
目次 |
略歴
2001年『リアル鬼ごっこ』(文芸社)でデビュー。読者層は一部の若者が中心。また、『親指さがし』の発売時期に合わせて登場人物の箕輪スズの個人サイトを実際に開設したり、渋谷の街頭ビジョンに登場させるなどの活動を行った。2005年11月からは「B-Quest」(文芸社)誌上で『パラシュート』を連載中。尚、この「パラシュート」は山田にとって初の連載である。
刊行される本の帯には「リアル鬼ごっこの~」や「リアル鬼ごっこから○年!!」などと紹介されることが多い。
作風
- 作品の傾向としては、現実ではありえないゲームに主人公たちが巻き込まれていくという形式が多い。
- 主に、人間の極限の状況を描いている。山田曰く「自分はドSなので主人公を追い込んでいくようなものにしていく」
- 物語の最後が最初に較べてあっけなく、「竜頭蛇尾」だとする評価もある。
- 日本語の文法や言葉を誤って用いていることが特徴である。以下、代表的な例を挙げる。
-
- 「二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた」
- 「騒々しく騒いでいる」
- 「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」
- 「十四年間の間」
- 「ランニング状態で足を止めた」
- 「遠く離れると横浜の巨大な遊園地ができた」
- 「いざ、着地してみるとそこは森の様な草むらに二人は降り立っていた」
- 「永遠と続く赤いじゅうたん」
- 「この話は人々の間とともに長く受け継がれていく」
- しかし、これは本人が敢えて使用している可能性もある(尚、改訂版では殆ど校正されていることから、そうでなく、単純な誤用である可能性が高い)。
作品
単行本
- リアル鬼ごっこ(文芸社)、(幻冬舎文庫)
- @ベイビーメール(文芸社)、(角川ホラー文庫、2005年7月発行、ISBN 4043792018)
- 親指さがし(幻冬舎)、(幻冬舎文庫)
- あそこの席(文芸社)、(幻冬舎文庫)
- パズル(角川書店)
- 8.1(文芸社) - 短編集
- 「8.1」
- 「写真メール」
- 「黄泉の階段」
- 「ジェットコースター」
- ×ゲーム(幻冬舎)
- Aコース(幻冬舎文庫)
- Fコース(幻冬舎文庫)
- ライヴ(角川書店)
- ブレーキ(角川書店) - 短編集
- 「ビンゴ」
- 「サッカー」
- 「ババ抜き」
- 「ゴルフ」
- 「ブレーキ」
- スイッチを押すとき(文芸社)
- レンタル・チルドレン(幻冬舎)
- スピン(角川書店)
- 特別法第001条 DUST(文芸社、2006年12月発行、ISBN 4286000052)
- ドアD(幻冬舎、2007年1月)
連載
- パラシュート
- 何でも屋
- 文芸雑誌「野性時代」に読切短編として掲載。最新作は2006年8月号の『何でも屋2』
作品のメディア展開
漫画
映画
ドラマ
舞台
- スイッチを押すとき~君達はなぜ生きているんだ?~
外部リンク
- 山田ワールド - 文芸社公式