州都
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州都(しゅうと)は、一般的には県と国家の間に位置する広域行政単位としての州(英:region)の政府が置かれている都市を指す。連邦国家では、連邦を構成する一国家の単位である州(英:state)の政府が置かれている都市を指す。発音で首都(しゅと)との混同を避ける場合には、州政府所在地(しゅうせいふしょざいち)や州庁所在地(しゅうちょうしょざいち)と呼ばれる。
regionの名称が、州の代わりに道が使われる時には道都(どうと)、省が使われる時には省都(しょうと)、府が使われる時には府庁所在地(ふちょうしょざいち)と呼ばれる。
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[編集] 機能
一般的な国家で、州都に置かれる政府機関には、州政府や州議会の外に、高等裁判所が置かれる。連邦国家では多くの場合、行政府だけではなく、州の立法機関である州議会や、州内の上級裁判所が州都に置かれる。
特に、州政府は税の集まる拠点となるために、州政府が集める税に吸い寄せられて企業が集中する傾向が大きい。又、行政権を持たない「○○地方△△局」の所在地が、日本では州都であると誤認される事が多いが、「州都=中央省庁の出先機関の所在地」ではない点に注意せねばならない。
[編集] 州都の選定
州都は、基本的に州の区域内のほぼ中央に置かれる事が多い。各国において、一般的に州の枠組みは、地理的同質性や交通的代替性を考慮して作られる事が多いため、必ずしも最大都市が州都になるとは限らない。
州都の選定方法は、概ね首都の選定方法と似た基準が用いられる事が多い。
[編集] 世界の州都
(→道州制#州都)
[編集] 関連項目
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