平良持
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平良持(たいらのよしもち、? - 延喜18年(918年))は、平安時代中期の武将。「良将」とする記録もある。平高望の三男(あるいは四男)で、母は正室「北家藤原良方女」、兄に国香、良兼らがあり、子に将門、将頼、将平らがある。
下総国を本拠とし、桓武平氏の中心人物。武家平氏の実質的な祖とされる。従四位下 鎮守府将軍。
死後、子の将門が、兄(将門にとっては伯父)である平良兼らと争ったのが平将門の乱である。
なお、「良将」と「良持」とは別人とする説もある。この場合、将門らの父は「良将」であり、「良持」はその数ある弟の一人として系図に名を残すのみとなっている。