平野耕太

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平野耕太（ひらのこうた、1973年 7月14日 - ）は、日本の漫画家。東京都足立区出身。ファンの間からは「ヒラコー」の愛称で呼ばれる。

高校時代は漫画研究部の部長をつとめ、その後、専門学校東京デザイナー学院アニメーション科に入学し、中退。同校の漫画研究会に所属し、在学中に「COMICパピポ」（フランス書院）に掲載された『COYOTE』でデビュー。一時ゲーム会社に勤めていた時期もあるが本人曰く数日（一週間以内）で退社している。

初めは成人向け漫画を執筆していたが、同人誌に全てを賭けるオタク達の野望と狂気を描いた『大同人物語』でカルト的な人気を得る。その後執筆した、吸血鬼ハンターと吸血鬼と狂信者たちの三つ巴の戦いを描く『HELLSING』はアニメ化もされるヒット作となり、世間一般での評価も確立した。海外でも絶大な人気を得ている。

本人はギャグか本気かわからないがナチス好きを公言しており、『HELLSING』を始め多くの作品でナチスが登場する。しかしながら、『HELLSING』はドイツや英語圏などの国家においてもほとんど修正は加えられる事なく忠実に翻訳されて出版されている。

ベタを多用し陰影を強調した画、特異なデッサン・ポーズ、そして「平野節」と呼ばれる独特の芝居がかった大仰な台詞回しが特徴。また、登場人物の、男女を問わぬ眼鏡率の異常な高さも特徴。

時折、自分でも何を書いているのか分からなくなり、コマの外に「なにこれ」「もう僕にも何が何だか…」と書かれることがある。

近況漫画に出てくる２人のうちツッコミを担当している方が親友で漫画家の山田秋太郎である。

巨乳、メガネ、猫役(女)になる美少年が大好き。ヘルシング単行本の趣味を語りまくる欄外では、ONE PIECEが流行ってた頃はナミとクロネコ海賊団を愛してた。甲賀忍法帖の漫画版バジリスクが流行ってた頃は、おっぱいを叫びまくってる。すっかりメジャーだが、最新刊になってもポリシーは崩れていない。

[編集] 作品リスト

COYOTE（COMICパピポ連載。1995年、Xコミックス（フランス書院）刊、ISBN 4-8296-7745-7）絶版
拝Hiテンション（1996年、カラフルEX（ビブロス）刊、ISBN 4-8827-1445-0）絶版
大同人物語（1996年よりコミックガム（ワニブックス）連載（未完）。GUMコミックス刊）
1. 1998年、ISBN 4-8470-3280-2
HELLSING（ヤングキングアワーズ（少年画報社）連載。ヤングキングコミックス刊）
1. 1998年、ISBN 4-7859-1870-5
2. 1999年、ISBN 4-7859-1958-2
3. 2000年、ISBN 4-7859-2047-5
4. 2001年、ISBN 4-7859-2125-0
5. 2003年、ISBN 4-7859-2286-9　（この巻の発売と同時期に公開された、Gackt出演映画『MOON CHILD』がヴァンパイア物であった為、一時期単行本の帯にGacktからのコメントが寄せられていた。）
6. 2003年、ISBN 4-7859-2373-3
7. 2004年、ISBN 4-7859-2499-3
8. 2006年、ISBN 4-7859-2666-X
進め!!聖学電脳研究部（1997年ファミ通PS連載。1999年、ゲーメストコミックス（新声社）刊、ISBN 4-88199-590-1）
- 2003年、角川コミックスエースエクストラ（角川書店）より復刊、ISBN 4-0471-3478-3