引接寺 (京都市)
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引接寺(いんじょうじ)は、京都市上京区にある高野山真言宗に属する寺である。正式な寺名よりも、通称の千本閻魔堂(せんぼん えんまどう)の方で知られている。
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[編集] 歴史
現世と冥土を行き来して閻魔王とも交流したという伝承のある小野篁(802年 - 853年)を開基とする。開山は源信の弟弟子の定覚。
安土桃山時代、京都に来た宣教師ルイス・フロイスの『日本史』(Historia de Iapan)中に、本寺の境内の様子が記されている。
1964年に後継者不足が原因で狂言が途絶える。1974年、不審火によって本堂・狂言堂が焼け、狂言衣装も焼失する。しかし、翌年には千本えんま堂狂言保存会が結成され、本堂は一般の寄進を募って修復が進められ、狂言堂も仮建築ながら再建されて、以前の西陣講中を中心としたメンバーから一般から募集したメンバーも含めた編成に推移し、復活した狂言が毎年続けられる。
[編集] 境内
- 本堂には、閻魔王坐像(伝・定朝作)を本尊とし、脇侍を左に司命、右に司録を安置している。
- 狂言堂
- 観音堂
- 普賢象桜
- 1386年(至徳3年)の銘を持つ十重石塔(重要文化財)があり、紫式部の供養塔とされている。
[編集] 行事
- 2月 節分会 こんにゃく煮きが授与される。
- 5月1日-5月4日 京都で三大念仏狂言の一つに数えられる千本えんま堂狂言(京都市・無形民俗文化財)が有声で行なわれる。
- 8月 六斎念仏 盂蘭盆会 お精霊さんをお迎えする迎え鐘が終日鳴り続ける。
- 8月24日 地蔵盆の盆踊り。
[編集] 住所
[編集] 交通
[編集] 外部サイト
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