張説
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張 説（ちょう えつ、667年（乾封2年） - 730年（開元18年））は、中国唐代の政治家である。字は道済（説之）。
667年に洛陽で生まれる。本籍は范陽（河北省）であるが、河東（山西省）に移住し、数代前に再び移住して洛陽に出た。
688年に科挙に第2ランクで合格して太子校書郎となり、以降、文官、武官として順調にキャリアを重ね、工部侍郎、中書門下平章事、中書令、按察使、節度使を歴任し、3度も宰相となった。
713年には、玄宗に刀を送って太平公主に対する挙兵を決断させ、その功績で燕国公に封じられた。
また、詩人としても名を成し、作品として『張説之文集』がある。
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[編集] 略歴
- 667年 洛陽にて誕生
- 688年 科挙に合格、太子校書郎となる
- 700年 武則天の三陽宮での長期滞在を諫める
- 702年 中書舎人（鳳閣舎人）に抜擢される
- 703年 魏元忠を庇って欽州に流罪となる
- 705年 中宗に召されて兵部員外郎、次いで工部侍郎となる
- 710年 中書侍郎兼雍州長史となる。武重福の反乱を裁く
- 711年 中書門下平章事（宰相）に昇進
- 712年 太平公主に東都留司に左遷される
- 713年 玄宗に佩刀を贈って挙兵を決意させ、中書令（宰相）に昇進。燕国公に封じられるも、姚崇の讒言によって相州刺史、河北按察使へ左遷
- 716年頃 岳州刺史へ異動
- 717年頃 荊州長史へ異動
- 718年頃 右羽林将軍兼幽州都督へ異動
- 719年 并州大都督長史兼天兵軍大使、御史大夫に異動
- 721年 突厥の反乱を平定。兵部尚書、同中書門下（副宰相）となる。
- 722年 朔方節度使に転任
- 723年 中書令に昇進
- 725年 集賢殿書院院長となる
- 726年 官吏登用を私した罪で中書令を罷免される
- 729年 尚書右丞相、のち左丞相となる
- 730年 病気により死去。諡は文貞
[編集] 著作リスト
- 『張説之文集』
[編集] 伝記
[編集] 参考文献
- 吉川幸次郎著「張説の伝記と文学」（『東方学』1号、東方学会、1951年）
- 横山弘著「張説傳」（『唐代の詩人‐その傳記‐』小川環樹編、大修館書店、1975年）
- 高木重俊著『張説‐玄宗とともに翔た文人宰相‐』（大修館書店、2003年）
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